むなしさとともに

暗黒の最中、真実の声が聞こえ、道が定まる。この道を念佛往生という。南無阿弥陀佛

浄土の大菩提心

悲しい現実はたとえ何も変わらないとしても、誰も関心がなくとも、やり抜く。諦めない。必ず形が心を貫く日が来る。心を射抜く日が必ず来る。道半ばで刀折れ矢尽き果てても、道を継ぐものが現れる。 道は続いていく。往生は道なり。尽き果てぬ道なり。 悲し…

僕はとてもとても悲しい

暫く頻度を落とします。考えつつ、動く。動きつつ、考える。最近は、お寺へ通う機会もかなり絞り、先生も絞っています。その中で、相続下さるはただ念佛の一行であります。他者をどうこうするとか、他者はどうだとか、僕にはもうどうでもよい。専ら仏様の心…

必帰最勝直道

大聖一代の教、この徳海にしくなし。穢を捨て浄を欣い、行に迷い信に惑い、心昏く識寡なく、悪重く障多きもの、特に如来の発遣を仰ぎ、必ず最勝の直道に帰して、専らこの行に奉え、ただこの信を崇めよ。 (顕浄土真実教行証文類序 親鸞聖人)なぜ生まれてし…

生存における緊張感

日常が再び始まった。自分の在り方が試される。柔らかさの中にしなやかさ、いわゆる厳しさも含んだ上で、やりとりせねばならない。労働を提供する代わりに賃金を得る。賃金を得るなら、質の高い労働を模索せねばエントロピー、すなわち、無常に苛まれ、劣化…

余韻

輪が鳴り、静かに止むまでに余韻がある。微かに音が響いている。それに似た何とも云えぬ残響の中にいる。明日からまた日常が再開する。また勝負が始まる。自分との対峙。沢山の方のお話を聞けて良かったと思う。ともに、凡夫がいる。沢山いる。僕もまたその…

自然なる思案

十牛図という譬えがある。見性を通り、一周回って元に戻る。元に戻ったが、実は全然中身が違う。そして、最後は市井の人として、人々と交わり、酒を呑み、談笑し、伴に涙を流し、死んでいく。こういう格好つけない普通の姿に心惹かれる。なぜなら、全く無理…

忘れてはならぬこと

われもかれも、ただびとなり。 このことを忘れて高いところに行こうとする。人間は高くて明るいところが好き、 低くて暗いところへ行こうとしない。むしろ、避けるし、忌避する。しかし、身が大事なところなのだ。だって、自分の存在の現実、実際でありまし…

連鎖を終わらせる

苦悩、すなわち思い通りにならないこと。これに対峙した時、逃げたくなる。恨みたくなる。言い訳をしたくなる。他者のせいにしたくなる。つまり、自分の問題だと背負いたくないのだ。あまりにも問題が重すぎて背負いきれない。 そうすると、不平不満、愚痴、…

人間の本質(V.フランクル) 

人間存在はそのもっとも深いところでは、また究極的には、受難(Passion)であるということであり、またそれが人間の本質であること、つまり苦悩する者、ホモ.パティエンスであるということである(V.フランクル 苦悩の存在論p121 新泉社) パティエンスとは…

誰かのせいにするのは終わりだ

誰かに何かを期待していた。きっとわかってくれるだろうと。わかってくれない彼らが悪いと。随分そうしてきた。もうそういうことは終わりだ。誰もわからまいが、自分はやる。不完全だろうが、具体的に手を動かし、汗をかく。具体的に動く。心を動きで表す。…

むなしさを大切にしたい

そのむなしさを信頼しなさい。 かつて、和田綢先生が仰った言葉と聞いている。 振り返ると、物心がついたのは、おそらく、四歳くらい。幼稚園の記憶。同じクラスの子たちは淡々と折り紙を折っていた。でも、僕は全然折れなかったし、折り方を覚えることもで…

十地の階梯⑦九地 善慧地、十地 法雲地

ここからは少しも読めません。わからないのです。わからないことは、わからないのであります。だから、書くこともできない。 六地以降も同じでした。全く読み進めることができない、暫くして、少しずつ、読み進める。こういう進み方です。でも焦らなくていい…

十地の階梯⑥八地 無功用

参考 大乗仏典⑧十地経(荒牧典俊訳)中央文庫p243 かの菩薩にとって、主観客観の概念作用(ニ行)も個的実体の概念作用(相行)も、もはや、いかなるものも、いかなるしかたでも、あらわれない。 菩薩がこの階梯に入ると、七地までとは、全く異なる段階に達…

雑感

人間が救われるとは、念佛を通して佛の底知れぬ真実なる大悲に出遇い、まことの言葉、即ち、佛語と世間に含まれている、佛からの暗号によって教化されていくこと。即ち念佛往生が阿弥陀佛の救いのはたらきである。暗号の概念はヤスパースも示唆して下さって…

2泊3日研修会(無事終わりました)

このブログを見て下さっている方がどのような皆様なのか僕は存じ上げません。しかし、恐らく人生に対して、何らかの課題や疑問を持ち、立ち向かっておられる方々じゃないかなと思うのです。なので、もしよければ共々に聴聞の場でお会いできたら、とそういう…

迷いの直視、智慧の光明

煩悩はいよいよさかっている。悪性も止まない。浅ましいと思うが、やめられぬ。ここに一瞬の痛みがある。嘆くことなかれ。痛みは何によってもたらされているか。即ち智慧なり。光明なり。悪性を悪性と照らしいだす智慧なり。智慧がまことで、われは虚仮不実…

十地の階梯⑤六地 迷いの因果

参考 大乗仏典⑧十地経(荒牧典俊訳)中央文庫p186根本の真理についての無知がはたらいて条件となっているかぎり、まよいの存在の構成要素も、つぎつぎに存在しつづける。もし、根本条件やさまざまな条件が、すべて滅亡してしまうならば、それらもつぎつぎに…

ゼロとイチは違う

何もないところから、何かを生むのは大変だ。他者はこのイチを軽んずる。しかし、自分は身を通して体解する。ゼロとイチは質の異なるものであることを。イチの中には目に見えぬものが籠もっていることを。相を通して、相を相たらしめているものを直覚する。…

閑話休題

偏らない。このことを初期の教典には繰り返し書かれている。最近、仏教の本をしっかり読もうとか、学ぼうとか、身につけようとか、そういう気持ちがない。どちらかというと、世間的な知識、技術、思考に重点がかかっている。どうやら、やじろべえのように、…

十地の階梯④明地 多聞決定

参考 大乗仏典⑧十地経(荒牧典俊訳)中央文庫p104般若の智慧なるものは、教えを聴聞することにはじまると思惟して、そのように知って、菩薩は勇猛に努力をはじめる。原文の書き下しを添える。 無礙解脱等の諸の仏法は、何をか以て本と為すや。聞法を離れざる…

十地の階梯③歓喜地 死の畏れなし

参考 大乗仏典⑧十地経(荒牧典俊訳)中央文庫p41 (3)かの菩薩は、自我に執着する妄想(我見)が消滅している。したがって、自我の観念も存在しない。それゆえに、かの菩薩には、死んでしまったらどうしようという不安もない。 煩悩は見えると力を失う。明…

十地の階梯②歓喜地 不活の畏れなし

参考 大乗仏典⑧十地経(荒牧典俊訳)中央文庫歓喜地 p42 五種の不安の解消(1)生活していけるかどうか(2)名声にありつけなかったらどうしよう(3)死んでしまったらどうしよう(4)苦悩に満ちた存在に生まれるかもしれない(5)説法会にあって、おどおど…

十地の階梯①何の意味があるのだろうか

参考 大乗仏典⑧十地経(荒牧典俊訳)中央文庫 十地経は菩薩の階梯を十で表して下さったお経であります。浄土真宗では、浄土三部経が中心なため、あまり縁がないかもしれませんが、非常に大切なことが示唆されたものだと感じます。親鸞聖人の顕浄土真実教行証…

何が燃え続けているのだろうか

夢を見た。炎が燃えている。この炎は自分が点けてしまったのか、他者が蒔いたものなのか分からない。忽然と点いたものである。 何が燃えているのか分からない。ただ、燃えているそのものは自分が拵えてきたものに違いない。ひどく黒ずんでおり、もうすでに焼…

もう一度立ち帰る

唯識を読んでいた途中で、心が移り変わり、 専ら経済や仕事の本を手に取っています。 知らないことばかりで、また、世間には 立派な方が沢山いるのだなぁと感じます。 他者になる必要はないのですが、優れた 思想、実践、過去の軌跡は知りたいのです。 現実…

念佛に打ち込むべし

わが思いはからいに囚われることなく、 ひたすら一途に専ら念佛すべし。 念佛は大悲のかたちなり、 かたちなきものがかたちをとってあらわれて くださったまことのかたちなり。 念佛の出処はすべて法蔵菩薩の願心。 一念一刹那も清浄ならざることなし。 され…

正直な気持ち

唯識は難しいと聞いたことがあるが、 実際すごく微細で、言葉も難しい。全然 わかりません。 最近は真宗のお聖教ではなくて、唯識の 本をゆっくり目を通している。 煩悩に対する分類分析も細かいし、 歓喜地、信心決定がどういう意味を 持つかも表されている…

行が問題だ

具体的現実で問われるのは、実践、即ち 行である。対己に関しては、唯念佛一行、 これのみである。 対他者に対する具体的実践が、 六波羅蜜である。 軟らかい言葉。孤独と無関心への忍耐。 差入。 自分自身を賭けて念佛を表現する、 阿弥陀佛の本願が実在す…

溺れる夢

濁流に流され、川底に引きずり込まれる。 息が吸えず、苦しい。誰かが足を引っ張る。 溺れた人は自分だけではなかった。 大勢の人が濁流に呑まれ、自分もまた 沈んでいく。 味わった息苦しさと足を掴む力は 生身で感受する以上に現実味を帯びていた。 さて、…

自身に引き当てる

社会の問題に自分はどう関係するのか。 なぜこういうことが起きてしまうのか。 この結果に至るまでに、この人はどういう 日々を過ごし、誰に会い、 何を教わったのか。何がそうさせたのか。 本当の理由、それに至った経緯は他者には おろか本人にも分からな…