むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

徒然なるままに

主体性の回復

主体性は純粋な願望から生まれる。 本願は純粋、即ち一心である。 信心決定とは、存在の回復、 捨てたくなるような人生を奪い返すと、 和田先生は仰った。曽我量深先生は、 物質に精神が支配されているのが、 我々の通常の有様だと仰っている。 如来の本願を…

佛語を頂く

平素のやりとりの中で、佛語を聞く場面が ある。あぁ有り難いことやと思う。 懸命、ひたむきな姿に如来が宿る。 真実に至るという意味の曹洞宗のお言葉。 佛縁のない方から聞くと特に有り難い。 ちゃんと如来がはたらいておられると 安心するのであります。 …

課題と並行して進めていきます

課題は課題として、しっかり考えますが、 僕自身は何者にも縛られずに、 自由に念佛の信心を確かめていきたいのであります。 流れるままに、徒然なるままに。 本当に求めていたこと、今も求めていることは、 まことの自由・まことの平等・まことの連帯。 こ…

声のほとけさま

11月1日、ブログを始めてから丸三年の月日が経ちました。 こんな妙なブログを、どんな方がご覧になっているのでしょうか? 少し興味があります。もし良ければコメントで教えて下さい(笑) さて、これまでを振り返りますと、 よく一年過ごせた、生き延びれた…

諸々の衆生とともに

メダカを飼っています。 彼らは泳いでいるだけで、生産的だと言えないものでしょう。 しかし生産的とはなんだろうか? 僕は知らない。わからない。知りたくもない。 彼らが死んでしまうとただ寂しいし、ただ悲しい。 ただ共にいれたらそれでよい。何人も僕と…

澄んだ瞳

夕暮れ時にすれ違った黒い盲導犬の瞳を見る。 彼は全く主人の目となっている。 横に寄り添い、黙っている。 彼は主人と一つになり、彼の眼は赤い夕日に照らされ、 透き通り、尊く澄んだ輝きを放っていた。 思いがけず、念佛を申さざるを得なくなった。 自分…

信心のおはたらき

信心は分別に染まらない。 信心は如来より発起せしめられる。 信心は信知、知らしめて下さる。 それは何か。決して助からぬこと、 だからこそ本願によって念佛往生せしめられること。 信心は一心であり、開けば三心と言われる。 深心決定心相続心。 一心は如…

如来の仰せ

助けるでたのめ。 任せよと仰せ下さる如来を南無阿弥陀佛という。 仰せに帰順する、従う、託す。これが帰命の相。 念佛の行者は無相。無相故に印がない。わからない。 社会に溶け込んでいる。 違いがただ一つあるとすれば、その人は如来の仰せにしたがって、…

帰る

元の木阿弥に帰る。 それが無上であろう。 相は同じでも全く別の世界を取り戻して帰ってくる。 別の世界でもなくて、ただ忘れ果てていたものなのだろう。 ただ念佛して弥陀にたすけられまいらすべし。 この言葉は想起させてくれた。 親鸞聖人のご苦労、如来…

自分は何者であり、ここはどこか、が破られる

浄土真宗の救いとは、二種深信であるといわれる。 智慧による深信である。深信とは決定、確定である。 そこに何かが介在する余地は微塵もない。故に決定であり、 確定である。 自分は間違いなく如来の仰る凡夫であるということ。 つまり、決してタスカラヌ身…

雨もやがて上がる

雨が降っている。 雨はただ降っている。そして、雨が止む。 日が昇り、風が吹き、また雨が降り、草花が茂る。 止まない雨はない。毎日晴天でもない。 悲喜こもごも。光明と闇があるからこそ調和がとれる。 止まない雨はない。雨はやがて上がるだろう。 いっ…

弥陀に帰命せよ

一心一向に弥陀に帰命せよ。 善知識の仰せはそれだけである。 ほかに善知識の仰せはない。 この仰せに従う。 しかし自分には従う力もない。即ち助からない。 だから南無のお心までご成就くださるのである。 漏れようがないまことの大悲を有難く思う。 南無阿…

仏恩を思う

南無阿弥陀佛という声にまで、お成り下さり、 常に呼び掛け、抱き続け、照らし続け、言い当て続けてくださる、 無量寿仏に深く帰依致します。 帰依する心さえないので、帰依する心まで回向下さって、 助けるぞと呼んでくださるのが、今口に称え、耳に聞こえ…

ナントモナイ

心境に変化が起こるのか? ナントモナイ 日常が有難くなるのか? ナントモナイ 一体何が助かるのか? ナントモナイ 念佛して何になるのか? ナントモナイ 一体何がどうなるのか? ただ念佛を称え、称えれば耳に聞こえる。 耳に聞こえる念佛は、タスケルの仰…

雇用

人間が憑みにしているものに、会社(組織)がある。 会社の役職、役割、仕事によって、生活が支えられている。 大企業、中小企業さまざまであるが、やはりその場によって、 支えられているといえる。 佛教とは如実知見、ありのままを観察する、智慧の教えで…

本願海

海には波がある。 海はとどまらない。流れ続ける。 苦しみは絶えない。自分の浅ましさも止まない。 しかし、本願は大悲の海であり、智慧が満ちている。 智慧の波によって、わが身と煩悩を遠くにさらっていく。 みえなくなる。すぐに忘れる。執着しない。どう…

キェルケゴールの日記

根本的なことは、私にとって真理であるような真理を発見し、 私がそれのために生き、 かつ死ぬことができるような理念を発見することである。 いわゆる客観的な真理などを発見したところで、 それが私にとって何の役に立つというのだろうか。 (哲学の歩き方…

往生礼讚

もし衆生ありて阿弥陀仏を称念すること、 もしは七日および一日、下十声乃至一声、一念等に至るまで、 かならず往生を得。この事を証誠したまふが故に護念経と名づく。 (真宗聖典 七祖編p712 往生礼讚 後述) わが名を称える者よ、汝よ、流転したくても流…

信心のすがた

むなしくない、という題名でブログを初めて、 二年が経ちました。 二年も経ったのか、という思いと、二年しか経ってないのか、という思いが しますが、今自分が頂いている信心の相を記します。 当初、諸佛という言葉がなかなか頂けませんでした。ピンと来な…

追悼の意を込めて

ご縁のある方がお亡くなりになった。 それをご縁に思い浮かぶことを残しておきたい。 弔事に際して、ことばを捜したが、最中も、そして今も、結局ことばが 見つからなくて、ただ、ありがとうございました、と、それだけしか浮かばない。 そして、不思議と、…

かけがえのない存在

人が死ぬ、ということはどういうことだろうと考えた。 存在が空白になってしまう。 その空白は、決して他の誰かや何かでは埋まらない。 その存在しか埋められない。 しかし、その存在がいなくなってしまう。 そして、それは逃れ難い。悲しみ、苦しむ。 そう…

一寸お休みします

別に書くこともないのですが、ちょっと休みたいと思います。 何となく、ちょっと疲れたのです。だから立ち止まります。 でも、一週間も経たないうちに、また書いているかもしれませんし、 書かないかもしれませんし、それはよく分かりません。 僕は適当です…

大乗の魂

安田理深先生のお話(浄土の教学:東本願寺出版のCD)の中に 「大乗の魂」と云う言葉があった。 この言葉を自分なりに味わうことは、 あなたが助からなければ、私も助かりません、ということ。 十方衆生とは、あまたの衆生ではなくて、そのいちいちの衆生、 …

力が入っていたなぁ

3月ごろある座談会にて、何とか伝えられないか、自分が頂いているところは 伝えなければ、と思い、ずいぶん力が入ってしまっていた。 結局は、自分が分かっているつもりになってしまうのだと思う。 今はどうやと言われれば、今もそうなのかもしれない。 た…

金剛心は如来の心

逆らわずに、素直に任せるは、随順の心。 過ちを認め、恥じるは、慙愧の心。 この心、わが心にあらず。これ如来がわれらがために成就し、 回向してくださる、如来の心。 この心、不壊不滅常住につき、金剛心と申す。 念佛の声を通して、如来の無限大悲が、わ…

ひたすら聞く、教えを請う

お念佛は聞きものです。称えるということは、そのまま聞くこと。 尊敬する先生がよく仰ることであります。 ただ念佛して弥陀にたすけられまいらすべしとよきひとの 仰せをかぶりて信ずるほかに別の仔細なきなり(歎異抄第二章) この言葉が真実であることを…

即とはそのまま、ということだと思う。 八地以上の菩薩はこの境地を実現するという。 聖徳太子、あるいは華厳経、十地経の教えから伺うに、 七地と八地の間にも断絶があるらしい。 藤谷先生はよくお話や書物の中で、七地沈空の難ということを 仰っている。 …

佛名をたもて

親鸞聖人の仰せは、ただ佛名をたもて、これだけ。 自分の心に尋ねるのではなくて、親鸞聖人に尋ねればいい。 釈迦如来、七高僧、親鸞聖人、蓮如上人、有縁の先生。 一貫して仰るのは、佛名をたもて。 これ以外に諸佛善智識が仰るべきことはない。 自分も本当…

最初から憑みにしない

ひとは、業縁存在である。 どんなに素晴らしいひとであっても、 どんなに仕方のないひとであっても、固定的な存在ではない。 因は無量永劫の生をもって、具足している。 縁は選ぶことはできない。このことを煩悩成就、緊縛と仰られるのではと思う。 思い通り…

迷いに埋もれるままに如来の大地におった

毎日のひぐらしは因を作っているような気がしていたが、 実際は果である。 迷ってきた証は、この身である。人間として生まれてしまったことが 迷ってきた結果である。 一切が無明住地の因縁に依って起こり、それによって考え、 それによって、生きてきた、生…