他力とは、本願力である、と教わります。
では、本願力とは、一体なんだろうか?と考える。
それは、本願をわたしいちにんの上に、必ず、絶対に成就させる、という
強い力。逃げるものを追いかけて、抱きかかえる不思議な力。
阿弥陀さんが、わたしを信じる力。信じきっている力。
何の力もなく、歩むこともできず、思慮することもできないものを、
我は汝を決して捨てぬ、ともに歩むぞ、と支え、思惟する強い力。
その本願力が、わたしに名号となって届き、その声を聞いたとき、
本願が成就すると味わいます。
本願が成就したとき、諸有衆生の心が、
本当に安心する、衆生は今に満足すると味わいます。
それを聞其名号 信心歓喜と頂きます。
弥陀の本願はまことです。