答えが見つからない。
探しても、探しても、見つからない。
どうしたらいいんだ。どうしたら解決できるんだ。
頭の中でどうどうめぐり。
自分では答えが出せない。
どうしたら、どうしたら。どうしたら、どうしたら。
念佛が心に響いたとき、一つの結論が浮かび上がった。
あぁ、持ち合わせのままでしかなかったのだな。
浄土真宗でこの出来事を、聞即信と表現すると頂きます。
この時に至るために、何をしなければいけないのだ?
選択本願の念佛を専ら称え、自ら聞く。
そして、念佛のおいわれをひたすら聞いていく。
このことを、
仏願の生起本末を聞きて、疑心あることなし、と頂きます。
自分の在り方を問うていく。十方衆生とは、わたし一人のことです。
すべてわが身に引き当てて聞かせて頂かなければ、と思います。
必ず、そこにその一念が開けるはずです。
ただ念佛して弥陀に助けられまいらすべし。
念佛一行に心を定め、苦しくても、歩み続ける。
涙を流しながら、うらみながら、倒れながら。うめき、もがきながら。
待っているのは、こちらではなく、阿弥陀さんの方でした。
本願と共に。南無阿弥陀仏