仏法でも、天国があります。
それは、天上界と申すと聞かせて頂きます。
そして、仏法では、天国は、
六道すなわち迷いの世界の一つであると聞かせて頂きます。
対して、浄土という世界は何か?
地獄界、
餓鬼界、
畜生界、
修羅界、
人間界、
天上界の六道、苦しみ迷いの境涯を超えた世界です。
そして、天国と浄土の違いは?
天国とは、わたしの願いが全て成就した世界。
浄土とは、阿弥陀如来がすべての命を、本当に
安心させ、平等にならしめるために、四十八の本願を建て、
その本願が本願の通りにすべて成就した世界のことです。
そして、浄土では、その国に生まれた者の寿命は、
もう自らの業因で六道を経巡ることはありません。
迷いの根を断たれる故に。
改めて比較すると、全く性質が異なることが分かります。
無量寿の命に目覚める、これが仏法の目的と頂いております。
本願と共に。南無阿弥陀仏
追伸 六道というと死んだあとのように思われるかもしれません。
しかし六道は、現在只今の自分の心にあらわれるものです。
それは、浄土も同じく然り。心が浄土に住すことを、
即得往生と申すと聞かせて頂きます。