むなしさとともに

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一生造悪

一生造悪値弘誓 至安養界証妙果

 

一生悪を造れども、弘誓に値ひぬれば、安養界に至りて妙果を証せしむいえり。

 

教行信証 行文類 正信念佛偈)(浄土真宗聖典第二版p206)

 

一生造悪とは、悪を造り続ければ、存在する事ができない、自分のこと。

 

既に因は内在している為、縁が整えば、どんな事をしてしまうか、

 

全くわからない存在。やめたら死ぬ、そういう悲しい存在の自分です。

 

さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまいもすべし

歎異抄 第13章)(浄土真宗聖典第二版p844)

 

そういう業を抱えた存在であっても、決して汝を見捨てぬ、

 

という弥陀の本願に遇いえたならば、今生から、

 

如来の摂取の光明におさめとられた身となり、

 

今生の娑婆の縁が切れた時は、弥陀の真実報土に往生させて

 

頂き、成仏させて頂ける。

 

だから、如来の仰せにそのまま従ってくれよ。

 

これが親鸞聖人の正信念佛偈の心と頂きます。

 

浄土真宗とは、如来の仰せ、如来の願いを聞く教えです。

 

自分の願いを如来に聞いてもらう教えではない。

 

方向が逆でした。

 

ただ仰せに従えばいい。

 

本願とともに。南無阿弥陀仏