小慈小悲もなき身にて 有情利益はおもうまじ
如来の願船いまさずは 苦海をいかでかわたるべき(愚禿悲嘆述懐和讃)
親鸞聖人の和讃が身にしみる。本当におっしゃるとおりだと思う。
自分が誰かの役に立つとか、力になれるとかはうぬぼれであり、
自分はもうただ念佛し、ただ如来の教法を専ら聞かせて頂く以外に
何一つ成就しないと思う。道が絶えているにも関わらず、迷いっぱなしだ。
自分の思いという透明な箱から一歩も出られない。
そういう身を生きている。それが現実だと改めて感じた。
でも、自分は専らこの道を聞き開いていきたい。
本願とともに。なむあみだぶつ