自分には確固たる使命感もないし、特別なことも
できない。
口も達者でなければ頭も良くない。
人付き合いも下手。
でも一隅を照らしたいと思う。
挨拶、掃除、仕事、人との交わり。はがきを書く。
虫、鳥、ねずみ、魚。
念佛の兄弟を傷つけいのちを奪わざるを得ない身を既に具足している。
そこに微かな痛みを感じる。そして忘れて、また思い出すを繰り返す。
そして、ただ念佛を申す。いつでも、どこでも、小さな声で。
自分に聞こえれば十分。
これが自分にとっての一隅灯照。ただ念佛の道。
如来はわが身の安穏を要求しているのではない。
衆生の痛みや悲しみへの共感性を求めているように感じる。
今はまだ分からない。訊ねていきたいと思う。