人間は決定的に孤独である。
しかし、孤独を抱える者は決してひとりではない。
分かり合えねど、孤独を共に背負うものを友という。凡夫という。
おそらく今日を最後に、二度と会わぬ者に言えぬ言葉をつづる。
さようなら。
南無阿弥陀佛
心は必ず相をとる。相とは行である。言葉だけでは弱い。
常に言葉と一致した行が最上であろう。いつしか言葉が行そのものとなる。
そこには何者かが介在する余地が一切ない。それを空というのだろう。
人間にはそれがとても難しい。
ただし、徹底的に行ずる。たとえ相手が分からなくても構わない。行じ続ける。
誰かのためにやるのではない。自分自身の菩提のために行じ続ける。
いつか行が衆生の心を貫く。菩薩とは果てしなく行じ続けるものである。
いつかそういう菩薩になりたい。