偏らない。
善悪に依らない。此岸にも彼岸にも依らない。今この身このまま。
過去にも未来にも依らない。ただ今に足を下ろす。
如来の仰せをただ聞き、随い、念佛を申す。
原始経典(中村元先生訳)を拝読している。
平易なお言葉で簡潔に説いて下さっている。
遅々とした道だが、今は、この道を尋ねていこうと思う。
八万四千の法門とは、あらゆる問いに予め如来がお答えくださっているように
思う。不思議なことだと思う。
南無阿弥陀佛
180130追記:
無功用と云う言葉があります。これが今の自分の理想であります。
自分の言葉でいえば、ナントモナイ。八地以上の菩薩は、
作心を必要としないと聞いております。
自分の悪性をただ観察する。正体が分かれば、恐れることはない。
お化け屋敷と一緒で、タネと仕掛けが分かれば、あぁここで出てくるな、
あぁ怒りはこうして出てくるのか、とただ観察する。
これを如来のはたらきが繰り返してくださる。
お念佛が煩悩をさらって遠くへ運んでいく。
本願海は常に功徳のさざなみがあって、悪性を常にさらっていく。
すぐにみえなくなって、忘れる。実生活における本願の功徳であります。
あるのはしみじみと佛のご恩を思うばかり。
本願のおはたらきによって、これが展開され続けるのであります。
どこまでも深く、どこまでも広く。あぁどこまでも。