2018-07-23 澄んだ瞳 徒然なるままに 夕暮れ時にすれ違った黒い盲導犬の瞳を見る。 彼は全く主人の目となっている。 横に寄り添い、黙っている。 彼は主人と一つになり、彼の眼は赤い夕日に照らされ、 透き通り、尊く澄んだ輝きを放っていた。 思いがけず、念佛を申さざるを得なくなった。 自分は彼のような瞳を忘れてしまったけれど、 今はただ念佛を聞こうと思う。 南無阿弥陀佛