大切なことは、煩悩を離れることはできないということ。すなわち決して助からぬこと。
そして、煩悩具足、いしかわらつぶての如くなるわれらであること。
七地ではまだ躊躇がある。
八地にはもはや躊躇はない。ひたすら行ずる。
体当たりである。
七地までは自利が多くて利他が少ない。
八地以降の教化地は自利が少なく他利が多い。
自分が教化地ではない。信心がいよいよ浅ましい深淵を照らし見せつけて、
もう否定しようがないところまで照らされている。
これを利他教化地と表現するのである。
南無阿弥陀佛