朧げながら、次第に明らかになってきた。
なぜここが娑婆で、自分は凡夫であるか。
争いが止まず、絶えず衝突と摩擦を繰り返すのか。
無明、すなわち、無知である、無知が
存ずる故である。
知らないから、無関心だから、
相手を知ろう、受け止めようともがかない。
もがかないから行がない。
行がないから、信用できない。疑う。
お互いに無明、無知を滅ぼさねばならない。
その果てに涅槃があるに違いない。
平等なる大地があるに違いない。
何故かはわからないが、共に生きたいのである。
南無阿弥陀佛