時々苦い思い出のある地を訪れる。
少し胸がチクっとする。思い出が蘇る。
何もできなかった半年。
今の自分が戻ったとしても、きっと太刀打ち
できないだろう。でも、そういうだめな
自分でよいのだ。自分は自分を一歩一歩
進むしかない。ともに歩み、みそなわし、
大悲下さる方が常にともにましまして、
南無阿弥陀佛と今ここでよんでくださる。
僕は今、満足し、安心している。
悲しいまま、情けないまま。
不思議な如来のおはたらきに毎日感動して
日々を暮らしている。額に汗し、
娑婆に体当たり、凡夫の身のままに。
南無阿弥陀佛