いくら煩悩にまみれているといえども、
それは何もしない、傍観し、自分だけ
有難がることを肯定する理由にはならない。
助からない存在であることを、現実から
目を逸らす理由にしない。
いよいよ現実を観察し、自分自身に
回向された如来の信心を
表現しなくてはならない。即ち有縁の行を
研ぎ続ける、ということである。お念佛が
わがはらわたにまで下っていく。
それを通して、ますます如来の本願が
明らかになってくださる。
だから凡夫であることから逃げない。
南無阿弥陀佛