むなしさとともに

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第14章 ブッダ

184.

忍耐・堪忍は最上の苦行である。ニルヴァーナは最高のものであると、もろもろのブッダは説きたまう。他人を害する人は出家者ではない。他人を悩ます人は(道の人)ではない。

中村元先生 ブッダの真理のことば感興のことば 岩波文庫p36)

 

忍耐、堪忍は心を錬る作用があるように

 

思う。鍛錬ともいえる。

 

鋼が刀に成るためには

 

槌に打たれ、

 

火をくぐることを重ねると聞く。そこに、

 

国宝、三日月宗近のような潤いと気品、

 

鋭さとしなやかさが

 

自ずから成就するのだろう。

 

僕は確かに孤独で、誰からも見向きのされぬ

 

ような存在だが、実は、みな一人残らず

 

この問題を抱えている。

 

それを知らなかった。自分だけのように

 

思っていた。他者からの無関心という風雨が

 

鍛錬してくださったから、気がついた。

 

即ち、不安だから誰かを責める。愚、怒。

 

不安だから何かを求め安定しようとする。

貪。

 

疑いの本質は不安であり、未決定である。

 

疑いを破って下さるものが信であり、

 

信が必ず至るものがニルヴァーナであり、

 

涅槃寂静である。その道程を往生という。

 

 

これは実地に体当たりしていかなければ

 

分からないし、ことばに表せない。

 

ブッダ如来のお言葉は不可思議であり、

 

まことに澄んだ、

 

濁り無きお言葉であります。

 

ただの凡夫の独り言。

 

南無阿弥陀