夢を見た。
炎が燃えている。
この炎は自分が点けてしまったのか、
他者が蒔いたものなのか分からない。
忽然と点いたものである。
何が燃えているのか分からない。ただ、
燃えているそのものは自分が拵えてきた
ものに違いない。ひどく黒ずんでおり、もうすでに焼け焦がれ、爛れているような、
そういうものに見える。
映像としては、ごみの山に近いのだが、何かはわからない。
一生懸命に何度も何度も消そうとした。が、全く消えない。
炎自体が問題ではなく、すでに自分の中に莫大な可燃物がある。
無始以来、自分が拵えてきたもの、今も拵え続けているもの、両方がある。
これが大きな問題なのである。
燃えうるものがなければ、きっと炎は燃えない。
いつかこの炎は止むのだろうか。
それとも全て燃え尽きたとき、はじめて鎮まるのだろうか。
今、ここにいる自分には無始以来の炎と燃えうるものが確実に在る。それは確かだ。
これは他人事ではなく、自分自身の致命的な問題なのである。
問題はいつも内に在る。
南無阿弥陀佛