われもかれも、ただびとなり。
このことを忘れて高いところに行こうとする。
人間は高くて明るいところが好き、
低くて暗いところへ行こうとしない。むしろ、
避けるし、忌避する。
しかし、身が大事なところなのだ。
だって、自分の存在の現実、実際でありましょう。
そこがお互いの居り場でしょう。
心は晴れたといえども、現実はどうか。
現実で晴れた心が逆に問われる。
本当に助かったの、それで?何が?と
ともに本願に助けられて往生するのであります。
こういう当たり前のことに足をつける。
肝要なことだなと思うのであります。
南無阿弥陀佛