むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

にんげん

凡夫の痛み

汝、凡夫なりと自覚せしめられる時は痛みを伴う。 全くの凡夫にすぎないことを知らされる事を できるだけ避けてきたのだろう。 でも、この鋭い痛みが拓いて下さる世界がある。見せて下さる衆生がいる。 だから、目を逸してはいけない。 目を逸してしまった人…

宗祖親鸞聖人より①人と生まれて

ああ夢幻にして真にあらず、寿夭にして保ちがたし。呼吸の頃に、すなわちこれ来生なり。一たび人身を失いつれば、万劫にも復せず。この時悟らずは、仏もし衆生をいかがしたまわん。願わくは深く無常を念じて、いたずらに後悔を胎すことなかれ。 東聖典p183-1…

ZOOM研修会でお話したことの引文

一週間前に、ZOOM研修会がありました。 主催の一員ということで、お話をさせて頂きました。 僕は僧侶ではないですし、教学もないですし、講義ではないので、あえて聖典をめくることはしませんでした。 しかし、聖典の言葉を引いてお話はしたつもりなので、こ…

日常に埋没しつつも

今回の会座が終わってから、もう四日??? 時間が経つのは早すぎる。。 しかも、今月は色々なイベントがあり、 今日は、仕切らなければならなかった。 向いていないんですよね、元来は。 でも、やる以上は、安全に配慮し、最後まで 手を抜かず、油断せずに…

現実が大切だと思う

このことはよく分からなかったのですが、 本当に現実が大切なんだと思うのです。 一人ひとりが居られる現場のことです。 ここで問われるのです、自分の在り方が。 傍観者になるか、当事者になるか。 心境にとどまるか、表現するか。 即ち往生の問題です。 正…

2日間、ありがとうございました

さきほど、お土産を何にしようか迷いました。 決めるまで時間がかかりました。 多すぎて何を選べばいいか、わからんのですね。こっちがいいか、選んだあとに、もっとよいものがあって、折り返したり、うろうろしました。 なるほど、多すぎると選べないのだと…

如何でしたでしょうか

研修会に参加頂いた皆様、お疲れ様でした。 おかげさまで、一日目を過ごすことができました。 寝床に居て思いますのは、皆様の話を聞かせて頂くことかとても大事なのだなぁと思うのであります。 ともに助けられるわれら、これが大乗なのだろうと感じるのです…

極悪深重の衆生

極悪深重の衆生は 他の方便さらになし ひとえに弥陀を称じてぞ 浄土にむまるとのべたまう(高僧和讃) 他の文字に左訓あり、 余の善、余の菩薩の方便にては、生死出でがたしとなり。 仏の教えとは、自身に引き当てて聞けよと教えられる。衆生と言っても、具…

如来の本願、称名に顕る

天親菩薩の論、註解して、如来の本願、称名に顕る(浄土文類聚鈔親鸞聖人東聖典p412) かたちを必要としないものが、あえて自分を捨ててかたちを選んで下さったのが称名である。 あの人は誠実な人だ。 何を以てあの人を誠実とする? 彼、彼女はどんな人にも礼…

自灯明、法灯明

自分は、どこの寺院にも所属していない。 多分ずっとそうなのだろうと思う。 寄っかかりたくないというか、依存したくないというか。 お釈迦様はおっしゃられた。筏の例え。 船は岸辺へ着いたら、船はそこに置いて歩いていく。いつまでも船の周りでたむろし…

ZOOM研修会のご案内です

【事前案内】 11/7.8の土日9時〜17時でZOOMの研修会があります。 講師のご法話、全体座談の繰り返しになるかと存じます。 初日の午後、僕もお話の時間を少し頂く予定です。 会費は一日4,000円です。 もしご興味があられたら、コメントにメールアドレスを頂け…

実際に念佛するということ

仏、阿難に告げたまわく、「汝好くこの語を持て。この語を持てというは、すなわちこれ無量寿仏の名を持てとなり」観無量寿経 流通文より。 これは、仏が阿難尊者にだけ仰ることではない。流通文というのは、どうかこのことは必ず後世に伝えてほしいという意…

静寂

朝の静けさが好きだ。 動いていないというか、動く前の静けさ。 動き終わった後の静けさ。 音も無く、少しずつ明るくなっていく。 涅槃寂静という言葉の響き。美しい言葉。 静けさから動きに変わっても、 なお失われない静けさというものがある。 原点といっ…

どうして聞法に行くのか

聞かねばならない、助からぬ身を離れることがどうしてもできないからだ。 どうやっても、この心身の影響を受けざるを得ない。 この身は無明住地から生起しているので、余すところなく円満に煩悩に染まっている。 しかし、だからこそ、汝を助けんという念佛の…

【再開します】光

最近、ずっと考えている。 凡夫には、自分を凡夫だと自覚することはできないはずだ、と。 なぜ自覚できるか?必ず自分は凡夫であると。 その理由はひとつ、光が届いておられるから。 だから、自分を嘆くことやめ、専ら大悲を憑めと先達、善知識は仰せられる…

【暫く更新は止まります】未生怨ということ

一つ、とても気になることが生じた。 未生怨というものです。 観無量寿経、涅槃経に出る、 アジャセという言葉は、未生怨という意味があるそうです。 端的にいうと、縁起を憎む心、のようです。 この心が確実に自分の心に在ると感じています。 これは他者の…

思いますこと

コロナ禍の中で思うこと。コロナウィルスにかかることよりも、かかった後の自分に対する他者、世間の反応が怖い。 平素隠された本質が感染したことを縁に露出する。 本質がないわけではなくて、露出する縁が来ていないから他者に親切にできるだけで、いよい…

不安と怯え

根本的に不安と怯えを抱えていると思う。 捨てられるのが怖い。要らないと言われるのが 怖い。 怯えがあるから、他者を信頼できない。 怯えがあるから、他者を攻撃し批判する。 怯えがあるのは、不安だからだ。 不安とは、不安定である。 ふらふらして、定ま…

維摩経の一説

大乗仏典7 維摩経 首楞厳三昧経 p79中央公論社より 病気の根源 その病の根本とは何か。対象をとらえることが根本です。対象としてとらえられたものがある限り、そのものが病の根本であります。何をとらえているかというと、全世界(三界)を対象としてとらえ…

善悪の差異

人と人が衝突し、摩擦が生じる理由は、 善悪だと感じた。 人によって、善悪が違うのだ。 常識だ、と思っていることが違う。 自分と違うことをする人に対して、違和感を 感じる。そのことを許せないというか、 我慢できないというか。 いろいろなことを学ぶに…

名をもって接したまう

我が弥陀は名をもって物を接したまう。ここをもって耳に聞き口に誦するに、無辺の聖徳、識心に撹入す。永く仏種となりて、頓に億劫の重罪を除き、無上菩提を獲証す。信に知りぬ、少善根にあらず、これ多功徳なり、と。(元照律師 弥陀経義の文 顕浄土真実教…

称名必得生依仏本願故

称名必得生依仏本願故というは、御名を称するは、かならず安楽浄土に往生をうるなり。仏の本願によるがゆえなり、とのたまえり。 (尊号真像銘文 親鸞聖人) この文章の前に、このようなお言葉がある。 正定之業者即是称仏名というは、正定の業因は、すなわ…

右往左往しています

本当はね、評価したくもないし、 されたくもない。でも、社会に身を置く以上避けることはできない。 だから、きついこともつきつけないといけない。 流れは変わらないし、変えることはない、と。 会計とフィンテックは非常に相性がいいのです。 だから、単純…

なぜ聞法するのか

真宗は聞くことに極まる、と仰られる。 聞というは、衆生仏願の生起本末を聞きて疑心あることなし、これを聞というなり、と親鸞聖人は教えて下さった。 具体的な衆生とは、僕のことであり、他の誰でもない。他の方は助かった人かもしれないが僕は違う。 助か…

新たな船出

土日はTA(交流分析)の一泊二日の研修に 参加しました。 目的は、どうすればうまく他者とやりとりができるのか、という技術と知識を学ぶためです。 知らないことばかり、人間の洞察、分析の鋭さに驚きました。 また自分の認知、認識能力、言語、表現に癖が…

身につける

曽我量深先生の言葉、 往生は心にあり、成仏は身にある、と。 身とは、今この身であるし、土でもある。 自分はこの土に属している訳で、自分と 無関係に土がある訳ではない。 僕は思うのです。悲しく、辛い生存は この一期で終わりにしたい、と。 もう差別、…

超えていかねばならない

最近はTwitterを見ることが多く、色々な人のつぶやきを見ています。 それを見て思ったことは、どうにもならないことが存在するということです。 どうしてその人はそんな目に合わねばならないのか?どうしてそんなことになってしまうのか? 答えは、全く分か…

競争、喧騒との対峙

人間である以上、社会との関わりを断つことはできない。 社会とは、他者との関係性である。 他者との関係性とは、やりとり、である。 組織に属していると、競争は避けられない。外部との競争はもちろん、内部でも然り。 そこには人間関係や感情、相性、価値…

わが存在の滅尽を望む

僕個人について、述べる。 他の方には一切関係なく、僕いちにんの 主観的雑記である。 僕は生存していることそれ自体が、 とても悲しく、痛い。 他者から奪わずにはおれない。 有情を食べなければ生きていけない。 都合の悪いひとを邪魔であり、無能なひとと…

今、ここで、如来は何と仰っているかを聞くばかり

今、ここに存在する、助からぬ自分に、 如来が何と仰っているかを聞くのが、 聴聞である、と 思う。 南無阿弥陀佛とは、タノメタスケルの仰せ。 わが名を称えよ、との仰せ。 故に助けられるよりほかに道なし。 僕にはもう道が残されていない。 それだけの余…