むなしさとともに

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自力の限界

苦悩の起点 善知識に遇えないということ

結論をまず先に。 善知識はいないのではない、自分に善知識を見出す力がないから、見えない。 時節到来ということがある。機縁が熟して露わになる、気がつくということ。 これを自分なりに表現し、苦悩の起点の考察を終わる。 僕は空虚であったので、意欲が…

苦悩の起点 比較

はや3月ですね。時の経過が驚くほど早いです。 4月から5月末まで繁忙期に入るので、体調も含めて引き締めていく必要があります。 さて、僕の苦悩の起点の一つに、比較があります。このことを僕なりに考えます。 僕は、物心ついたときから、むなしいという…

地獄について

地獄について思う。 地獄は世界があるのではなくて、自分の居る場所において、自分が感得するものであろう、と。人間界は六道の相があるという。この言葉にも感じ入るものがあるが、別の機会とする。 どうしてもそこに居れないところを地獄という、と師は仰…

閉)なぜ自力では助からないのか⑦

もはや自力にこだわる必要なし。 仏さまが常にわれらと共に居て下さる。 憶念とは他力を表す。仏さまがいだきとり、 心配するな、必ず往生させると喚んで 下さる。娑婆は苦しく、悲しく、全く孤独で あるが、仏さまはあたたかい。 今、ここに、助からぬわれ…

なぜ自力では助からないのか⑥

自力といふは、わが身をたのみ、わがこころをたのむ、 わが力をはげみ、わがさまざまの善根をたのむひとなり。( 大谷派真宗聖典 p541一念多念文意) 親鸞聖人のお言葉であります。 わが、というところに驕慢が潜んでいる。 すなわち、やればできる、という…

なぜ自力では助からないのか⑤

一念一刹那も清浄ならざることなし。 これは法蔵菩薩のすがたである。 すなわち憶念であり、その心は一心。 助からぬわれらを必ず往生させるという決意であり、大悲である。 念佛は実は最も難しい。人間の有様に合わないのだ。 難しいものを価値ありと見出し…

なぜ自力では助からないのか③

前回は行いに私の思い、見返りを求めることが必ず雑ざる、と述べました。 雑ざることは致命的なことである。 これは、実践実地をくぐらなければわからぬことであります。 光明のお育てにあずかるということであります。 では、如来はわれらに何と仰って下さ…

なぜ自力では助からないのか②

われらは真宗、親鸞聖人の教えを尋ねるものであります。 親鸞聖人の教えを通して、釈迦如来が説いて下さった佛説を頂くのであります。 よって、まず親鸞聖人の仰せを暫く頂きたく存じます。 もし良ければ岩波文庫の親鸞和讃集(名畑應順)もお求め下さい。 …

なぜ自力では助からないのか①

少し腰を据えて確かめたいことが出てきました。 なぜ自力では助からないのか。 まず親鸞聖人の仰せ、その裏付けとなる本願のお心、そしてお聖教に照らし合わせ、そして、 自分が辿ってきた道のり、今も含めて確かめたいです。 だいぶ時間がかかると思います…