念仏を通して、常に真実に向き合う。
自分の日暮、日常の有様を知らせて頂く。
哀しみはなくならない。
苦しみはなくならない。
でも、その思いの裏側に大悲がいらっしゃる。
煩悩障眼雖不見
大悲無倦常照我(正信偈)
煩悩即菩提
念仏を通し、真実と邂逅する。わが身を省みる。わが心を見つめる。
菩薩、諸仏。実は、十方に満ち満ちているのかもしれない。
否、みち満ちている。太陽の光の中に、月明かりの中に、
犬、猫の瞳の中に、一輪の花の中に、我が身の中に、
友達、大切な人の振る舞いの中に。
そう、あなたの中に。あなたは願われたいのちを生きている。