自分を含め、ひとは、ひっくりかえるものばかり求めている。
それが求まらなければ、泣き、わめき、叫び、死にたいという。
その苦しみの根本に気がつかず、目先のことばかりを求める。
どうして、こんなことになっているのか。
なぜ、こんなに愚かなのか。なぜ、真実を求めないのだろうか。
そして、なぜ仏は、菩薩は、そんなことを言うわたしを見捨てずに、
たすけてくださったのか?
なぜ、お経やお聖教のいたるところに、衆生のため、諸々の貧苦ために、
とおっしゃるのか?
なぜ、そこまですることができるのだろうか?
今の自分には、まだ了解することができない。
この気持ちの切れ端を感じられたとき、新しい道が開くのかもしれない。
以後の日々にて、このわだかまりを確かめていく。
16.01.19追記
菩提心は、度衆生心であると教わる。これは、一切衆生を
仏にさせる力と味わう。
そして、それはまことの智慧であるゆえに、一切衆生の
苦を抜かんと欲す。
まことの智慧とは、一体、どれほど深いものなのだろうか。