往生とは、聞其名号の一念において、
佛の方より定めて下さるものである。
死ぬことでもないし、立ち往生と云う言葉も間違っている。
間違っているが、それでも、テレビ等で仏教のお言葉が聞けるのは
有難い。往生とは幅のあるものであり、一時点だけを指すのではない。
すなわち往生は始まりがあって、必ず遂げられるのである。
それを必至滅度と仰るのである。必ず彼岸に至る。至らしめられる。
そういう生を恥ずかしながら生かされている。
諸々のいのちのともがらとともに。奪いながら傷つけながら。
今はただ 念佛の声が 耳に聞こえる ただのそれだけ
ただのそれだけ われは満足
南無阿弥陀佛