むなしい、しらける。
こういう思いがなくなるわけではないけれど、
それはそれでいい。浮かぶなら浮かべばいいし、
浮かばないなら浮かばないでいい。
戻る、戻らしめられる原点、それを浄土というのでありましょう。
いつでもどこでも何をしても、そこに帰る。
帰ってはまたでかけていく。家もそうですね。
光明無量寿命無量とは、そのままなりで浄土へ往生させるから
心配せずに念佛申せよ、心配するなの大悲であります。
むなしいならむなしいまんま。嬉しいなら嬉しいまんま。
悲しいなら悲しいまんま。ここに親がおる。抱いておるぞの喚び声が
この口に称え耳に聞こえる南無阿弥陀佛だったとは知らなかった。
驚くべき大悲であり、仰ぐべき大悲を有難く尊く思う。
南無阿弥陀佛