助けるでたのめ。
仰せに帰順する、従う、託す。これが帰命の相。
念佛の行者は無相。無相故に印がない。わからない。
社会に溶け込んでいる。
違いがただ一つあるとすれば、その人は如来の仰せにしたがって、
小さな声で念佛を聞いているだろう。
煩悩も我執も現実もそのままだが、如来は常に喚んで下さる。
我をたのめ。念佛聞けよ。
念佛に帰れば大悲が智慧となって満ち満ちて下さる。
おぉ如来よ。素晴らしきはたらきよ。浅ましい相を
さらけ出し申し訳ありませぬ。
構わぬ。知っているよ。念佛聞けよ。助けるぞ。
汝念佛往生せずば誓うて佛に成らじ。
とぼよぼと歩む。
南無阿弥陀佛