親鸞聖人の教えを通して、釈迦如来が説いて下さった佛説を頂くのであります。
よって、まず親鸞聖人の仰せを暫く頂きたく存じます。
もし良ければ岩波文庫の親鸞和讃集(名畑應順)もお求め下さい。
親鸞聖人がつけておられる左訓を拝読できます。
親鸞聖人が大切なことを教えてくださいます。
正法の時機とおもへども
底下の凡愚となれる身は
清浄のこころなし
発菩提心いかがせん
(岩波文庫p159)
時機の左訓 時と衆生なり
底下の左訓 煩悩具足のわれらなり
凡夫を底下というなり
訳は岩波文庫より写す。
訳)
自力修行する人が今は正法の時代、
我は正法の根機であると思って修行するけれども、
既に末法の下賤な凡夫に生まれたこの身は、
清浄の心も真実の心もない。どうして菩提心が
おこされよう。
以下、
謹んで案じまするに、
相応という言葉がある。
諸行は末法の現在に生まれたわれらに相応しない。
浄土往生の行として、成り立たない。
なぜか。第一に、
わたくしの心、わがためにという心が一切の行に
雑ざるからであります。
見返りを求める心が雑ざる。
このことをもう少しお尋ねしていきます。
ペースは3日に一記事くらいでいけたらなぁと思います。
南無阿弥陀佛