2019-05-18 雑感 にんげん 歓びも他者を傷つける。 この鈍感さを罪というのだろう。 そうすると罪を犯さない人間は一人も いないと思う。ならば、この歓びも 捨てて、ただ一人の人間に還ること、 還ろうとあがくことのみが 人間を回復しうるただ一つの道ではない だろうか。悲しみを忘れてまで、 歓びに浸ることはいらない。 ただ歓びを捨てることもできない故に 無有出離之縁の凡夫なのであろう。 悲しいことである。 南無阿弥陀佛