むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

人間の本質(V.フランクル) 

人間存在はそのもっとも深いところでは、また

究極的には、受難(Passion)であるという

ことであり、またそれが人間の本質であること、

つまり苦悩する者、ホモ.パティエンスである

ということである(V.フランクル 苦悩の存在論p121 新泉社)


パティエンスとは、patiance即ち、耐え忍ぶと

いう意味のようです。


人間は苦悩する者であり、苦悩を耐え忍ぶ者。

苦悩こそが人間の本質であり、それを

誤魔化さずに凝視し、日常生活に身を通して、

実際に確かめる。これが往生なのだろうか。

まことに凡夫とは痛みを伴うものであります。


一方で、時折去来する悲しみとむなしさは

いったいどこから来るのだろうか。


苦諦。こういう実相を捉えて、反論を

許さない厳粛な言葉が佛語である。


南無阿弥陀