独りでは生きていけない。
必ず誰かに力を借りて、毎日を送っている。
だから、情けは人の為ならず。
誰にも迷惑をかけてはなりません。
こう教わってきましたが、僕にその生き方は
できませんでした。沢山の人に支えられ、
いのちに支えられ、今を生きています。
今は、ただ、自分にできることを、
たとえ些細で何にもならないことであっても、
ただ、やり続けるんです。心を込めて。
その果てに、いつの日か、悲しみが尽きる時が
来ると思うのです。形に、言葉に、心を現す。
こういうことを大切にしたいのです。
時には衝突することも、傷つくことも
あるでしょう。でも、そういうことを通して、
互いに距離を詰めることもあると思うんです。
だから、もう恐れない。
捨てざるを得ない現実をこの手に奪い返す。
信心決定とはそういう相を取る。
諸々の衆生とともに。
南無阿弥陀佛