親鸞におきては、ただ念佛して弥陀にたすけられまいらすべしとよきひとの仰せをかぶりて信ずるほかに別の子細なきなり
(歎異抄第二条)
この言葉は道を定めて下さるお言葉である。
よきひとの仰せをそのまま頂き、念佛するよりほかに道あることなし。
この前に存在の挫折があった。まぁ、今も挫折した者であることに変わりない。ただ、そのことを知らなかったのだ。
この言葉を身に頂くときは丸裸である。
何一つ間に合わない。誰もいない。何もない。どう思ってもだめ。何をしてもだめ。もとい、何をどうすればいいのか何もわからない。
ただ念佛して弥陀に助けられなさい。この言葉は人間にとって最後の道である。
一切が間に合わない自分によきひとは仰る。われらのような助からないものは、本願に従い、仏の名を称え、往生させていただくよりほかに道がないじゃないか、と。
※宗祖親鸞聖人のものはこれで終わりにします。また徒然なるまま、赴くままに、筆を記します。僕は信者でなく、凡夫です。
南無阿弥陀佛