むなしさとともに

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葉は落ちるもの

一段と寒い気がしました。

 

木々には残り僅かな葉がついており、それらも紅葉が進み、やがて風に吹かれ、地に落ちる感があります。

 

葉は落ちればいいのだ、とそう思っています。これは循環の一部であり、止められることではありません。

 

憎むことでもありません。不可逆的な流れというものがある。この流れのことを諸行無常という。鐘の音がやがて聞こえなくなっていくのは梵鐘の振動が止んでいくからでありましょう。

 

移り変わっていく、止められない流れがある。その中で自分も時を過ごしている。流れの中に居る。

 

生死流転は人間である以上は避けることができない。

 

ただし、生死流転を生死流転と知る、気付かされるということはある。

 

それが生死流転を生死流転のまま横様に超えるということ。

 

本願のはたらきのことを横超という。

 

人間には横超という道が回向されている。他力回向によってともに助けられるばかりであります。

 

南無阿弥陀