2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
どんな人も、その人を精一杯生きていると思っている。 あるいは、できることなら、互いに傷つけあわないで、尊重し、生きたいと 思っていると思う。 でも、それが何一つ成就しない。 成就するとは、その人という存在そのもの、実存という言葉でしか 表すこと…
一切が本当の支えにならない。本当に悲しみと痛みを感じる。 立場、状況によって、ひっくり返ってしまう。 また正しいと思うことが、本当に正しいのかどうかわからない。 それでも、するしかない。衆生は業によって流転していると感じた。 選択本願念佛は唯…
諦かに観る。 雲を雲と観る。犬を犬と観る。ひとをひとと観る。 そのまま観る。目をそらさない。ごまかさない。そのまま凝視する。 自分には、決して越える事のできない『一線』がある。 この『一線』は次元が違う。道理、法則というものである。 諸行無常。…
どの人も一生懸命生きている。 その人がこれで「よい」と思う方向に向かって生きている。 それが、何一つ成就しない。敗壊、退転する。 どういうことだろう? 僕はよく道に迷う。 なぜ迷うか?それは、目的地に対して、進むべき方向がどっちか分からないこと…
人間とは、久遠の歴史を背負って生まれてきた者である。 損や得や善悪、そんなもので計れるほど、軽い者ではない。 甚だ重い久遠の過去、そして、光明と共に歩む可能性を孕んだ者の ことを云うのだと思う。 あなたは一体何だ?僕は人間でありたい、と思う。 …
唯信仏語 決定依行(愚禿鈔 下巻) 自分が何者であるか、何をすべきか、何をしに生まれてきたか? 何のために生きているのか?何がわかるのか? 何一つ分からない者よ、我が名を称えよ、と如来は仰る。 釈迦如来も『汝よくこの語をたもて。無量寿仏の御名を…
悲しいなと感じることが多い。 自分は、そのものを見ることができない。 うわべもほとんど分からない。況やそのものをや。 自分の判断基準をもって、その人をその存在を区別し、価値づける。 それが決して止まない。動きどおしである。 そして、欲。湧いてく…
如来の作願をたずぬれば 苦悩の有情をすてずして 回向を首としたまいて 大悲心をば成就せり(正像末和讃) 罪悪甚深煩悩熾盛の衆生をたすけんが為の願にてまします(歎異抄第一条) なぜ如来は我が名を称えるばかりで、必ず助けると仰るのか? なぜ法蔵比丘…
一切を貨幣的、機能的にしか認識、観察できない。 『それ』としか見ることができない。 これをメリトクラシーと聞かせて頂く。 これに染まってしまった自分が どれだけ他人を傷つけ、生き物を傷つけ、弄んできたか。 そして、今も止むことがない。それが自分…