むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

意味がないとしんどい

人間は、意味を食べる生き物だと、ご法話で聞いたことがある。 自分が思うに、意味がないことをするのは、苦痛である、ということでは、 ないかなと思う。 確か、どこかの国の刑罰か、何かでこんなことがあった。 土を片方から、片方へ運ぶ。すると、片方の…

16/4/5追記)ただくちに名号を称するなり

これさらにしずかに観じ、ふかく念ずるにあらず、 ただくちに名号を称するなり(唯信鈔 真宗聖典 大谷派P925) 最近、唯信鈔をあじわっています。 如来が見てとる人の姿とは一体どのようなものでしょうか。 私自身は、根本的に善悪を判断する力がなく、 自分…

是非しらず邪正もわかぬこのみなり

是非しらず邪正もわかぬ このみなり 小慈小悲もなけれども 名利に人師をこのむなり (正像末和讃116) わが身(わたし)は、何が正しくて(良いこと)、 何が誤っていること(間違ったこと)なのか、 判断ができない。 ものを哀れみ、いつくしむような心はな…

無碍の一道

念仏者は無碍の一道なり。そのいわれいかんとならば、 信心の行者には天神地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし。 罪悪も業報も感ずることあたわず、諸善もおよぶことなきゆえに、 無碍の一道なりと云々(歎異抄 第七章) 仏法は、障り(苦ー思い通りに…

わたしの歩み、これからの歩み

自分は、なぜこのブログを始めたか、というのは、過去の分に 書いたのですが、結局のところの、結論は、 本当に満足のいくものは、真宗の教えに実在しており、自分は、 それに遇うことができた。不思議なご縁を賜りました。 なので、このブログを通して、少…

苦の意味

苦しいというと、自分が思い煩う、ことのような気がするが、 仏教での意味は、「思い通りにいかない」、ということだそうだ。 では、自分の望みが思い通りにいけば、それで満足するのだろうか? たぶん、それらがかなっても本当に満たしてくれるものは、ない…

前向きな言葉と一緒に

最近は、できるだけ、言葉に気をつけるようにしている。 なぜか、というと、自分は言葉に引きずられると思うからだ。 たとえば、悪口や陰口をたたくとする。それは、自分の無意識だけでなく、 それを聞かされた人にも、伝染する。 ネガティブな言葉を使うと…

矛盾

さっき、飼っているメダカを見ると、一匹死んでしまっていた。 水草のすきまにはさまっていて、死後幾日かすぎており、 体が溶けているようだった。 これが無常であると教えてくれたのだと思うべきだし、 かわいそうだとも思った。 だが、そのすぐあと、昨日…

ブログのきっかけ

ブログを書こうか、と思ったきっかけは、 『ある人』が亡くなったことだと思っている。 自分は、その方に直接お会いする機会はなかったが、 その方の書かれたブログを通して、よきひととの出逢いを頂いた。 その方の文章は、やわらかく、とげとげしくなく、 …

やわらかな心

身も心も、水のように、柔らかく、 何者にも縛られることのない自分になりたい。 地味でも、あほでも、かまわない。 しなやかに、あるときは優しく、 あるときは力強く、淡々と歩みたい。 それが、自分が自分に望む願いだ。

他人事ではない

犯罪。悲惨な事件。 それらは、他人事だと思っていた。それは、被害を受ける側に留まらず、 さすがに、自分もそんな馬鹿なことはしない、と。 でも、今は、身に染みて思う。 やりかねない。その因子が自分にはある、と。 『さるべき業縁のをもよおさば、いか…

まずいものは食えない

本当においしいものをたしなむようになると、 それまでよく食べていたインスタント食品が次第に食べれなくなる、 遠ざかる、と思う。 昔は本当によく食べていたけど、無添加の野菜を中心に、 満遍なく、好き嫌いなく食べるようになると、 なんとなく、おいし…

かけがえのないもの

人それぞれ大切なものがあると思う。 愛する人、財、健康、地位、名誉。 自分の場合は、時間だ。 心を振り返る時間。本を読む時間。 大事な人と共に過ごす時間。聴聞し、念佛する時間。 時間には限りがあり、無常の風に吹かれた刹那、今生の別れとなる。 今…

自由

浮きもせず、沈みもせず、 沈んだとしても、浮き上がり、 怒ったとしても縛られず、 欲しがっても欲におぼれず。 つまらない人生だね、そう言われてもかまわない。 とぼとぼと生きてゆけばよい。 人の心は移り変わる。信じる価値があるとも思うが、 永遠では…

大丈夫

無責任という歌。 5月のある夕暮れ、ラジオから流れてきた。 初めて聞いた曲。 なぜか、涙がこぼれた。色んなことに行き詰まり、 この先、どうやって生きていけばいいのか、見失いそうになっていた。 自分ではどうしても道が見つからなかった。 大丈夫。大丈…

祇園精舎の鐘の声

小学生だったろうか。暗唱させられた覚えがある。 諸行無常の響きあり。おごれるものも久しからず。 盛者必衰のことわりをあらわす。 春の夜の夢の如し。 言葉の響きが何となく今も頭に残っている。 無常は人間の都合を全く超えて押し寄せる。 人はなすすべ…

如来との出遇いから始まった歩み

信心決定。 浄土真宗、親鸞聖人の御教えの根本的なテーマだと思う。 阿弥陀仏の本願に対して、自分は、本願から漏れているのではないだろうか? 救われないのではないだろうか? こんな、浅ましい心の自分では、到底、ダメだ。 はっきりしない。 わが身を当…

悪の天才

食べること一つとっても、どれだけの悪を作り続けるのか。 他のいのちを奪わなければ我が身を保つことができない。 悪事をやめよと教えられても、止める力がない。 少しはあるとかではなく、皆無である。 こういう業を抱えたものを目当てにされている方がま…

楽しい

ずっと空しさを抱えていて、 何か決定的なものが自分には欠けているような気がしていた。 でも、それが何なのか、皆目検討がつかなかった。 でも、どうやら、それが見つかった。 やっと埋まった。 今は楽しい。空しくない。よかった。 ただ、よかった。有り…

無意識に縛られていた

一度パターン化したら、それが正しいというか、 凝り固まるというか、それに安心してしまって、その形から 抜けられていなかったんだな、と気付かされたことがあった。 ただ、その行為自体は自分にとっては、相手に想いを伝えることであり、 大事にしていき…

苦しみの果てに(170719追記)

最近まで、半年あまりの無職の期間があった。 これは、想像以上に、苦しい時間だった。 仕事をしている事実。毎月、一定の収入がある事実。 これは、人にとって、大きなアイデンティティだと痛感した。 働いてる人が、とても偉い人に見える。 後ろめたい気分…

ひかり

通勤の途中、いいなと思う風景がある。 木々があって、陽の光がその間を抜けて差している。 光の柔らかさと力強さを感じる。 仏の光を光明という。 その光明は、特定の場所、特定の人のみを照らすもの、などでは決してない。 特定の人が絶対的な善知識でもな…

遠く宿縁を慶ぶ

今生は良い人生だったと思う。 今までどのくらい六道を経巡って来たのだろう。 智慧がないのでわからないけど、しみじみ思う。 ひとえに仏縁を賜ったからだと味わう。 有り難いご縁は、一人ももれなく一切平等に開かれている。 あとは自分が気づくかどうか、…

見えることの後ろ側に何があるだろうか

目に見えることしか信じない。 見えることがすべて。 見えることしか、わからない。そんなことばかり、私は言っている。 でも、すべてが目に見えることしか、ないだろうか? めだかには、卵だったときがある。 大人には、子どもだったときがある。 大木も、…

朝を迎える

ものごころがついて、いったい今日は、何日目だろう。 当たり前のように朝を迎えた。 大事な人とおはようといえること。 めだかがいること。 あたたかいお茶を飲めること。 自分の足で歩けること。 スーツを着て出勤できること。 本当は、当たり前のことなど…

がんじがらめ

自分に縛られている。 何をするにもされるにも、わたしがわたしが。 金に縛られる。金が無いと生きてゆけぬ。 他をうらやみ、ねたみ、ののしる自分の心。 誰にも話せぬ、酷い心を抱えた自分。 他の命を奪い、切り刻み、噛み砕き、消化し、 排泄しなければ、…

失敗しても

ほめられるとのぼせ上がるし、 失敗したら、なんとなく凹む。 凹むという文字は面白いな。 気持ちを表していると思う。 失敗しても、それを生かせばいい。 致命的なことをしなければ、きっと大丈夫。 苦い経験を重ねてこそ、身につくことがあるし、 自分以外…

おかげさまで

人間は関係存在である、と聞いたことがある。 でも、正直、人間関係は煩わしい。仕方のないことに拘り、 他を責め、自分を守る。 そんな世の中に嫌気が差しても、社会から断絶して 生きる事ができない。 でも、今は少し違う感じを持っている。 おかげさまで…

人とは、自分とは

誰かに理解されたい。 大事にされたい。 誰もが平等で、平和に暮らしたい。 でも、結局うまくいかない。 みな、自分が一番大切だからだ。 わたしの命、わたしの身体。 わたしの家族。わたしのお金。 わたしに執着して、絶えず他人との衝突が絶えない。 自分…