むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

帰命無量寿如来

帰命無量寿如来(無量寿如来に帰命し) 正信念佛偈の冒頭に記されている言葉です。 僕は随分この言葉がよく分からなかったのですが、この頃は少し感じるものがあり、このところを考えてみたいと思います。 物心ついたのは、四歳の頃ですが、生まれるというこ…

スペースについて

この頃、長文を書くのが億劫になってしまい、まともにブログの更新ができておりませんが、おかげさまで元気にやっております。 基本的にX(旧twitter)でその時におもったことをポストしています。 少し毛色が変わったものとして、スペースを何度かやってい…

一刹那で終わり、一刹那で始まる

12月の記事を書かないままに年が明けてしまいました。 本年も宜しくお願いいたします。 自分は平日の大半を仕事に従事しているのでそこで思ったことが(刹那)ということです。 年末で退職した人が居ました。 また去年は20年以上勤めておられた方も複数…

なぜ枝を切り落とすのか

今日は立冬とのこと、月日は百代の過客とは本当ですね。 でも、今年はとても忙しいので一年が長く感じます。 今回はタイトルについて、考えを述べます。 自分が勤める会社の敷地には一本の木があり、多くの枝葉があります。 枝には紅葉しつつある葉がついて…

座標を獲るということ(所在)

時間が経つのは早いですね。今月はこの記事の投稿だけになりそうです。 今回は、所在について考察します。 まず結論を。 (ここは娑婆なので、何処にも居場所はない。あえて自らの座標があるとすれば互いの自身のみである)と考えます。 むなしさを(所在)…

座標を獲るということ(存在)

何となく長文を書く気分になれず、 このところ、一ヶ月に一度の投稿がやっとですが、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。 むなしい、ということの本質は何かということを考えると、次のように感じます。 (存在)人生における手応えのなさ、自分が存在する…

救いとは何か(和田稠先生の言葉)

救いは常に現前の救いでなくてはいけない。救いの予約が救いではない。 救いというのは「今、ここに」、という現前の救いでなくてはいけない。 救われようのないような現実を、そこに自分の唯一の生きる道があるんだ、と言っていうならば現実をうばい返すん…

大乗の魂「願心」

人間は死ぬまでなににぶつかるかわからんのです。しかし、なにが来ても、それを転じていく。そういう生活態度が願心といわれるものでしょう。 中略 病気をしたとか、火事にあったときとかの準備を、今からしておくのではない。 いつでも裸でぶつかっていける…

大乗の魂「観」

考え続けるのは流転だ。 考えをやめるのは流転を一服したことです。だから、煩悩だろうが悪業だろうが、全て世間というものを倫理的に反省して、つまらんとかなんとかいって、腹を立てたり自己嫌悪したり神経質にならずに、よく見なさいと。 よく見れば、す…

大乗の魂「危機が転機となる」

思い通りに生きていたら、どこまで人間は転落していくかわからんのです。 そこに、壁にぶつかるということが、一つの転換になる。 悲劇ということは危機である。しかし、それは結論ではない。 悲観してしまったら結論になってしまうのです。悲観するのは煩悩…

大乗の魂「宿業ということ」

個人的な話になりますが、火事にあいまして、もう一ヶ月ほどたちましたが、それまで考えていたこともあったわけですが、火事にまぎれて感想がどこかへ飛んでいっちゃって、今さら思い出そうとしても、出てこんのですがね。しかし、火事ということについて感…

雑記

この文章の前に、作りかけていたものがありましたが、投稿するのはやめました。 何か繕っているような、格好つけてるような感じがしたから、です。 新年度に入り、自分の役割が変わるので、緊張しないわけでもないし、重たいことだとも思っています。 ただ、…

届かないということ

人間は迷いの存在である。 よって、限定的な存在である。 限定的とは、有限であることを指す。 有限であるということは、思い通りにはならないこと。 思い通りにならないことを(苦)という。 サンスクリット語でdukkhaという。 僕らは思い通りに進んでいくこ…

聞薫習

更新の頻度が遅くなってきており、見に来て下さる方には申し訳なく思っております。 遅くなっている理由は、とても忙しい。これだけです。 ツイッターは短文なので、その時に思うこと、感じたことを投稿しやすいのですが、ブログのようにある程度考えながら…

研修会の感想

気がつけば2月に入り、少しずつ日が長くなってきました。 12月に開催した研修会から一月半が経ってしまったので、端的なことにとどまりますが、この1記事だけ感想を書きたいと思います。 ①無事に終わってよかった。 ②ふとお話された一言の言葉がただならぬ…

「ある」ということ

現にあることは、無でなく、非存在でなく、不在でないことです。現に実際にあることは、無ないし非存在からかぎられています。 無や非存在となることが可能でありながら、まだ、無や非存在となっていない状態のことです。 してみますと、ある、現にあるは、…

すえとおる慈悲とは

歎異抄 第四条 慈悲に聖道·浄土のかわりめあり。 聖道の慈悲というは、ものをあわれみ、かなしみ、はぐくむなり。しかれども、おもうがごとくたすけとくぐること、きわめてありがたし。 浄土の慈悲というは、念仏して、いそぎ仏になりて、大慈大悲をもって、…

揺るぎなき共通項

《揺るぎなき共通項》という言葉を手掛かりに考えます。 年始に引っかかった言葉は《対話》でした。 この言葉はあるテレビ番組を見ていて、有識者が(冷戦)の話をしていた時、こういうニュアンスのことを仰っていました。 どんなに相手に否があると考えられ…

《われら》ということ

この7年余り、先生方から教わってきたことを自分なりにまとめますと、 《われら》に尽きる、と考えます。 《われら》は(かれら)に対する言葉ではありません。《われら》は汝であり、《われら》の一人として《われ》が成り立ちます。 《われら》とは如来に見…

取り急ぎの感想

研修会が終わり、ほぼ一週間が過ぎました。 いやぁ、あっと言う間ですね。 まず、研修会を終えた気持ちを整理しておきたいと思います。 無事終わって良かった。これに尽きます。 何事もなく最後まで終わったことが大切で、幼い頃〈開会式〉がある意味が分か…

行と大行

日常が慌ただしく、深く思考したいことは特にない状態です。 現在の課題は、現実とどう対峙するかに尽きるので、ここに解釈や意味が介在する余地はありません。 正直、毎日、体当りし、行、即ち、自分にできることを重ねているだけなのです。 但し、行と大行…

研修会について

今回で六回目を迎える研修会の案内をさせて頂きます。 テーマは(当事して聞く)とさせて頂きました。 恐らく(当事する)という言葉は、ほとんど用いず、聞かない言葉だと思います。 しかし、僕自身は、このことは、非常に大切なことであると考えています。 問…

7年が過ぎました

僕が(むなしくない)というタイトルで、このブログを始めたのが2015年11月1日でした。 そこから、はや7年ですか。。 続けてこれてよかったなと思い、筆をとっています。 実は、転職して一ヶ月からブログを始めたので、今の職場に務めてからとほぼ同じ…

本当は何もわからない

10月に入り、仕事そのものは少しずつコントロールできるようになりつつあります。 ただ、ブログをアップできるほど、考えがまとまらず、雑多な感じなのですが、少し書いてみようと思います。 右は左で、左は右なのだ。 ふと昨日電車の中で思いました。 降り…

今、道場に入門している

自分の生業は、経理です。 5月末が確定申告になるため、4月5月が繁忙期になります。 9月は繁忙期並に忙しかったので、さすがに疲れましたが、何とか無事終わりました。 そのことを書き残したいと思います。 ①引き継ぎ ②企画、予算の確保、他部署とのやり…

具体的にかかわること

この頃はあまり心境に興味がありません。 自分の周りの現実に対して、どう向き合うかが大事であって、現実を外側から批評しても意味がないと思うのです。 確かに理不尽で、歪なことは山のようにあります。 批判したり、不満をもらすことは簡単なのです。口を…

摂取不捨の利益

仕事が更に忙しくなってまして、かつ、諸事情で自分のペースで進めることができません。 再来月からは恐らく落ち着くと見込んでいます。 このブログのタイトルにあるように、僕の人生における課題は、 胸に去来するむなしさからどうすれば脱却できるか、 言…

むなしさは何処から来たるものか

僕の人生における最初の問題は(むなしい)ということでした。 この(むなしい)ということを改めて考えると(むなしさに気づいてしまった)といえるかもしれません。 他者から見ると、別に不自由なく、いわゆる大切に育てられたのかもしれません。実際、そ…

課題の変質

更新頻度が落ちておりますが、何とかやっております。 Twitterは思いついたことを即座に文字化できるので、ブログを書くための時間が取りにくい昨今、Twitter中心です。 さて、最近考えていることを。 一所懸命行ずるしかない、ということ。 結局は孤独であ…

大人になるということ

暑うなってきましたね。夜中も冷房入れてないと眠れない日々です。熱中症、コロナ、くれぐれもご自愛下さい。 当方が職場で(普段)気をつけていることは次の通りです。 高性能マスクの着用(KF94)、 石けんによる丁寧な手洗い(爪、手首、表裏)、 ドアノ…