むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

浄土真実の行

大行とは、すなわち無碍光如来の御名を称するなり。この行は、すなわちこれもろもろの善法を摂し、もろもろの徳本を具せり。極速円満す、真如一実の功徳法海なり。かるがゆえに大行と名づく。しかるにこの行は大悲の願より出でたり(顕浄土真実行文類) 親鸞…

超えていかねばならない

最近はTwitterを見ることが多く、色々な人のつぶやきを見ています。 それを見て思ったことは、どうにもならないことが存在するということです。 どうしてその人はそんな目に合わねばならないのか?どうしてそんなことになってしまうのか? 答えは、全く分か…

競争、喧騒との対峙

人間である以上、社会との関わりを断つことはできない。 社会とは、他者との関係性である。 他者との関係性とは、やりとり、である。 組織に属していると、競争は避けられない。外部との競争はもちろん、内部でも然り。 そこには人間関係や感情、相性、価値…

佛の仰せ

想起。 やっと出遇うべきものに遇えた。 ようやく自分の願いを思い出した。 一切の悲しみや痛みが終わることが、 自分の根源的な願いである。 差異がなく、差別もない。 貧富もなく、美醜もない。 自由と連帯と尊厳があり、争いや憎しみは言葉すら存在しない…

不退の位

摂取のうえには、ともかくも行者のはからいあるべからず候う。浄土へ往生するまでは、不退のくらいにておわしませ候えば、正定聚のくらいとなづけておわします事にて候うなり(ご消息集 親鸞聖人 p590大谷派聖典) 助かるとは、どういうことか。 実は助かる…

慶哉樹心弘誓仏地

慶ばしいかな、心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す。 深く如来の矜哀を知りて、良に師教の恩厚を仰ぐ。慶喜いよいよ至り、至孝いよいよ重し。 これに因って、真宗の詮を鈔し、浄土の要をひろう。ただ仏恩の深きことを念じて、人倫の嘲りを恥じず。…

分断と結束

コロナ禍がどちらをもたらしたかと思うか、 というものを見た。 分断か結束か。 個人的には、分断だと思う。 人が集まることを媒介とするため、 分けざるを得ない、 距離をとらざるを得ない。 聞法会のありかたも、明確に目処がつくまで 変えざるを得ないだ…

薫習

迷いの種を薫習しっぱなしで悪循環している ところに、悟りの種子・悟りの香りを薫習 していけば、アーラヤ識は変わる、変わりうる。 本質的に私たちの心は実体ではなくて、 種子の集まりとしてある。 だから、種子の集まりの質を次第に 変えてゆき、やがて…