むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大悲の願船

しかれば、大悲の願船に乗じて光明の広海に浮かびぬれば、至徳の風静かに衆禍の波転ず(東聖典p192顕浄土真実教行証文類行巻) 南無阿弥陀佛とは、大悲の願船である、と親鸞聖人は仰られている。 船とは岸から岸へ渡してくれるものである。 海を渡るのは船の…

そくばくの業をもちける身にてありけるを

歎異抄にある。 そくばくの業をもちける身にてありけるをたすけんとおぼしめしたちける本願のかたじけなさよ。 夜、目が覚めて暫く眠れなかった。 色々なことが去来した。 それを通底して流れているものが、自分がいろいろな事にがんじがらめである、という…

宗祖親鸞聖人より②発心

仏法を行ずる人よ、よくよく知らねばならぬ。仏法を知識として学ぼうとするなら、凡夫から聖者にいたり、さらにそのうえ仏果にいたるまでも、みなさわりなく学ぶことができる。しかし、仏法をわが身に行じようとするなら、必ず自分にゆかりのある教えにたよ…

凡夫の痛み

汝、凡夫なりと自覚せしめられる時は痛みを伴う。 全くの凡夫にすぎないことを知らされる事を できるだけ避けてきたのだろう。 でも、この鋭い痛みが拓いて下さる世界がある。見せて下さる衆生がいる。 だから、目を逸してはいけない。 目を逸してしまった人…

宗祖親鸞聖人より①人と生まれて

ああ夢幻にして真にあらず、寿夭にして保ちがたし。呼吸の頃に、すなわちこれ来生なり。一たび人身を失いつれば、万劫にも復せず。この時悟らずは、仏もし衆生をいかがしたまわん。願わくは深く無常を念じて、いたずらに後悔を胎すことなかれ。 東聖典p183-1…

ZOOM研修会でお話したことの引文

一週間前に、ZOOM研修会がありました。 主催の一員ということで、お話をさせて頂きました。 僕は僧侶ではないですし、教学もないですし、講義ではないので、あえて聖典をめくることはしませんでした。 しかし、聖典の言葉を引いてお話はしたつもりなので、こ…

日常に埋没しつつも

今回の会座が終わってから、もう四日??? 時間が経つのは早すぎる。。 しかも、今月は色々なイベントがあり、 今日は、仕切らなければならなかった。 向いていないんですよね、元来は。 でも、やる以上は、安全に配慮し、最後まで 手を抜かず、油断せずに…

現実が大切だと思う

このことはよく分からなかったのですが、 本当に現実が大切なんだと思うのです。 一人ひとりが居られる現場のことです。 ここで問われるのです、自分の在り方が。 傍観者になるか、当事者になるか。 心境にとどまるか、表現するか。 即ち往生の問題です。 正…

2日間、ありがとうございました

さきほど、お土産を何にしようか迷いました。 決めるまで時間がかかりました。 多すぎて何を選べばいいか、わからんのですね。こっちがいいか、選んだあとに、もっとよいものがあって、折り返したり、うろうろしました。 なるほど、多すぎると選べないのだと…

如何でしたでしょうか

研修会に参加頂いた皆様、お疲れ様でした。 おかげさまで、一日目を過ごすことができました。 寝床に居て思いますのは、皆様の話を聞かせて頂くことかとても大事なのだなぁと思うのであります。 ともに助けられるわれら、これが大乗なのだろうと感じるのです…

極悪深重の衆生

極悪深重の衆生は 他の方便さらになし ひとえに弥陀を称じてぞ 浄土にむまるとのべたまう(高僧和讃) 他の文字に左訓あり、 余の善、余の菩薩の方便にては、生死出でがたしとなり。 仏の教えとは、自身に引き当てて聞けよと教えられる。衆生と言っても、具…