むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

念佛を聞思する

念佛は、無量寿如来の名乗りを聞くこと。 汝を必ず引き受ける。今生は汝の足となり、汝を支える。 今生のお別れをするとき、一息が切れたら我が浄土へ往生させ、 成仏せしめる。我が名を称えよ。 これが、南無阿弥陀仏、口にただ、なむあみだぶつと 念佛を申…

備忘)無知について

どうして、衆生は無常のものを求め、 それを渇望し、それさえ得られたら幸せになれる、満足できる、と 固く信じているのだろうか。どうしてそういうことになるのだろうかと。 自分の体を通して、気づいた。 結論は、智慧がないからだ。 智慧がないことは、無…

金による支配

貨幣は人類の生活の向上のため、のもの、のはずだ。 しかし、自分も含め、一切の人類は、経済という金の化物の 為に、酷使されている。そして、それは全く無自覚なままに。 大人から子供まで、金がほしい。金があれば。 経済というとシステムのように思うが…

内観

逃れがたい苦しみ、かなしみは、人間の感情を純化する。 誰にも理解されない孤独も、同じことが言える。 だから、決して、逃げてはならない。 ひたすら凝視する。 この心の動き、うめきは何か。 何を苦しんでいるのか。 その果ての極限に、転じることがある…

わが身に感謝する(本願を通じて)

阿弥陀如来の本願と聞く。 では、本願とは何ぞや。 本願とは、どうにもならない私を、今生から、引き受け、共に歩むぞ、 汝いちにんのための本願じゃぞよ、と聞く。 では、本願とは、どこに成就するか? どこでもない。わが身、わが宿業に成就する。 では、…

表と裏と

誰かに分かってもらいたい。 この苦しみを、悲しみを。むなしさを。 こう思っておりましたが、最近は、こう思います。 誰のことも分かることができない。 どんなことを抱え、苦しみ、悩み、悲しんでいるか。 まったく、何一つ、共感することができない。 自…

矛盾と平等

平和は尊い。人はみな平等である。 頭で理解している、あるいは、これを思わない人はごく少数のはず。 なのに、なぜこの世界は、戦争や暴力、差別、貧富の差が 存在するのだろう。 ここにヒトにとって、根本的な矛盾を感じる。 畢竟、理想が全くかなわないの…

仏に背く

人を欺き、馬鹿にし、嘘をつく。 廃悪修善ができません。 善悪邪正も是非もわかりません。 悪なのだろうなと思うことならいくらでもできます。 生き物の命を奪わなければ、どうしても生活が立ち行きません。 仏に背き続けている、仇をなし続けづめが、自分と…

自力は廃る

言葉は不自由。完全に表現する、言い当てることができない。 雑行雑修自力のこころをふりすてて、と聞くと、 どうしても、わたしが主体になる。 しかし、今はそれは違うと思う。 自力は廃る。慈悲を聞けば、おのずと廃る。 それは、かさぶたが自然にはげるよ…

もう十分(16.03.15追記)

空が青い。 鳥が飛ぶ。 自分は歩く。 陽は昇り、光が射す。 これで十分だと思う。何が不満だったのだろう。 何を厭う必要があったのだろう。 これでいい。これがいい。十分だと思う。 16/03/15追記 結局、自分の人生を苦しめていたのは、何より自分自身だっ…

ちゃんとみてござる、きいてござる、ないてござる

まじめにやっていても、結果がでないとか、 誰にも認めてもらえないとか、 むしろ、不真面目な人が評価されるとか。 ばかばかしくもなる。 でもね、阿弥陀さんは、見てござる。 阿弥陀さんは聞いてござる。 阿弥陀さんは、目には見えなくても、寄り添い、あ…

せめて外面だけでも

外に賢善精進の相を現じて、内に虚仮を抱くことを得ざれ(善導大師) 外に賢善精進の相を現ずることを得ざれ、内に虚仮を抱けばなり(親鸞聖人) 親鸞聖人は、善導大師のお言葉を、あえて読み替えられている。 あえて。 内面は、常に誰にも云えないものを抱…

自分が問われている

慚は人に羞づ、愧は天に羞づ。これを慚愧と名づく。 無慚愧は名づけて人とせず、名づけて畜生とす。 (真宗聖典p275 教行信証 信文類) 今日のお話の中で、自分は、果たして、ひと、なのか、 畜生なのか、を問われた気がした。 正直、自分は無自覚で、うま…

終わりなき歩み

即得往生とは、有余涅槃のことである、と聞かせて頂きました。 余りがある、涅槃。 余りとは、肉体、我が宿業の身、煩悩具足のわが身と味わいます。 そして、この世の縁が尽きるまでは、宿業をひきずりながら生きていく。 でも、宿業に引きずられない。苦し…

南無不可思議光如来

浅ましい、恥ずかしい、それでいながら、 普通の人間のふりをして生活をしなければ、生活が立ち行かない。 悪業を一つも止められない。止める力がない。 善悪も一つもわからない。わけのわからないことをするしか、 生きようがない。 これが、自分の正直な姿…

鈴木大拙先生

禅とは何か。 自分は、全くわかりませんが、ご縁があって、 鈴木大拙先生の「日本的霊性」という本を読ませて頂きました。 禅を通して、先生の到達なされたこと(自分は表現できないので、もしよければ、 読まれてください)と浄土真宗の、弥陀の本願に遇う…

選択本願念仏

自分は迷う。 迷うのは、どちらがよいか、どっちが得するか、それを計るから迷う。 阿弥陀さんは、自分のことを深く、深く、ご存知で、 沢山あったら迷うだろうと、お念仏一つを選び、 声の仏、言葉の仏にまでなって下さった。 お念仏申させて頂くことで、阿…

ほとけの言葉

それまでは、人の言葉、として聞いていた。 そして、都合の良いところだけ、聞いて、 悪いところを切り捨てていた、そういう聞き方だったと思う。 ただ、 今となっては、まことの言葉として、頂かなければな、と 思っている。 まことは、自分にとって、都合…

岐路

有名野球選手が逮捕された、と報道を見て、 無常を思う。 甲子園で、プロ野球で、活躍した姿から、 誰がこうなることを予想できただろう。 自分も、家族とテレビ中継で、ホームランを打った姿とか、 そういうのを見たことがあるだけに、どうしてだろう、と思…

いかなるふるまいもすべし

さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし(歎異抄 第13章) 国民的アイドルのことや、タレントの問題で、 あれはダメや、とか、いろいろ批判とか、批評するのは簡単だ。 そして、それで自己満足していればいい。 自分には、彼ら、彼女の問題、あ…

真っ黒な心

自分自身の実感なんて、本当に、その程度のものだと痛感する。 誰にも言うことのできない、どす黒い、暗黒の心を抱えている。 そして、それを抱え、生きざるを得ない、それを用いて、 日暮しをせざるを得ないのが、自分だと思い知らされる。 如来が「凡夫」…