通勤の途中、いいなと思う風景がある。
木々があって、陽の光がその間を抜けて差している。
光の柔らかさと力強さを感じる。
仏の光を光明という。
その光明は、特定の場所、特定の人のみを照らすもの、などでは決してない。
特定の人が絶対的な善知識でもない。
説いてくれる方も、聞かせて頂く人も、
共に凡夫である。
ここは、法灯明という言葉で、手当をして下さっている。
一切平等に、
十方世界に(あらゆる世界)、
十方衆生(すべての生きとしいけるもの)が、光明を
蒙っている。
これを、阿弥陀仏の本願と云う。
願成就には、已、今、当の遅速がある中、よくぞ今、
遇い難くして遇うことをえれた。
これからも、ただ、とぼとぼと念仏と共に生きていきたい。