空が青い。
鳥が飛ぶ。
自分は歩く。
陽は昇り、光が射す。
これで十分だと思う。何が不満だったのだろう。
何を厭う必要があったのだろう。
これでいい。これがいい。十分だと思う。
16/03/15追記
結局、自分の人生を苦しめていたのは、何より自分自身だった。
誰も自分を責めない。攻撃もしてこない。命を奪おうともしない。
しかし、最も厄介で、味方だと信じていた自分自身が、最大の敵、仇だったとは。
ただ、それさえも許容し、存在を肯定する、如来の大悲に遇えたとき、
それまでの一切の歩みは、全て報われた。
本当に良かったと思う。
摂取不捨の真言、超世稀有の正法、聞思して思慮することなかれ。