むなしさとともに

念佛とはむなしさを横超する大行なり。専ら聞くばかり。ともに聴聞しましょう。もろびとみなともに。

本願海

海には波がある。

 

海はとどまらない。流れ続ける。

 

苦しみは絶えない。自分の浅ましさも止まない。

 

しかし、本願は大悲の海であり、智慧が満ちている。

 

智慧の波によって、わが身と煩悩を遠くにさらっていく。

 

みえなくなる。すぐに忘れる。執着しない。どうでもよい。用事がない。

 

如来の智慧よ、如来の大悲よ。本願の尊さよ。

 

すべての衆生が往生を遂げるまでやむことのない大悲の御言よ。

 

聴聞とは如来が何を仰っているかを聞くだけであって、

自分がいかに反省しようと、所詮凡夫の妄想である。

それを如何に見ようとも、自分の分かる程度のものに過ぎない。

 

それはいらない。如来が何を仰っているかだけを聞く。

 

それを聴聞という。

 

南無阿弥陀