新しい視点を得て、改めて観察するに、
ここは娑婆世界なのだなと痛みを感じる。
あたたかいやりとりがない。
お互いに無関心であるし、自分自身も
縁のない衆生に対して関心が全くわかない。
こういう自分と世界にどう関わればよいか。
難しい問題がまた露わになった。
ただ、自分はこれに埋もれるわけにはいかない。
諦めるわけにはいかないのだ。
徹底して、堪え忍び、足掻き、抗う。
真実を知るとは、どうやら、
本当に世界は残酷であり、
悲惨だということを体解することらしい。
ステージは忍耐に入った。
南無阿弥陀佛