あまねく一切を摂せん。この御心が佛心であると頂く。
この御心は平等の慈悲に催されて起こったという。
我らは法蔵菩薩の平等の大悲願心で、必ず報土、すなわち
法蔵菩薩の本願に依って建立された、本願に報いた国土へ
往生せしめられるのである。そこにもれはなく、例外はない。
われらは凡夫ではあるが、機ともいう。
機は法の働き場所であり、法は必ず人によって、顕現するのである。
機が法を証しすると言い換えてもいいだろう。
みなびともろともに往生を遂げたし。念佛申されたし。
念佛は如来のおはたらきであります。専ら聞くべきものでありました。
南無阿弥陀佛