ただ念佛して弥陀にたすけられまいらすべし
というよきひとの仰せ。
わが名を称えよという本願。
助からぬ存在、すなわち、自他を傷つけ、
貪り、本当に進むべき道も分からず、
ただ立ち尽くし、傍らにうずくまって、
誰からも見放され、見捨てられた存在たる
僕に、汝よ、必ずわが国にうまれさせずば
われ佛にならじとまで誓って下さった。
この無限大悲。
まことに念佛はまことの行であり、
道であり、喚びかけであり、善知識であり、
大悲である。
今、こうして、抱えきれぬ罪の身に
南無阿弥陀佛がかけられている。
この道をとぼとぼと往こうと思う。
念佛往生の佛様からの道。
南無阿弥陀佛