人間は平等。
何が?
命を欲する前に、命を与えられていること。
無常の世界に存在していること。
自分は、凡夫という事実を身体を通して、自覚しうる存在であること。
願うより、先に願われている、信じるより先に信じられている存在であること。
それは自覚しようがしまいが、個人の意思とは全く関係ない。
物質、相対的な違いは、問題としない。
なぜなら、それは差異だからである。それは、本質的なものとは
異なるもの、と解する。
本質とは、存在に関する事象としたい。
存在する事実において、人間は平等だと思う。