自分がいよいよ助からない存在、
どうにもならないものであること、
人間の身をまとってしまっていること、
これらが明らかになること以外に特別な
ことがあるわけでもない。
伝統的には機の深信であります。
決して助からぬ身を必ず助けて下さるのが
本願である。故に決定往生。法の深信。
機法二種一具の信心が真宗の信心であります。
この反復、循環が繰り返される。
初起の一念が念佛と現実生活を通して、
相続されていくのが、真宗の念佛の信心の
はたらきである。
智慧は光明、光ある故にそこにあるものが
見える。全くの他力であります。