今年、感銘を受けた言葉で、とても驚いた。
サーバント・リーダーという本の中に
出てきた言葉です。
今の自分の問題は、行である。
身心意の三業が一体となっているか。
思ったならば、形を表せ。
形なき思いは空想に過ぎない。
手を動かす。矢面に立つ。柔らかい言葉を
かける。黙ってすべき事に励む。
足らないことだらけで、恥ずかしい限りだが、
だからといって、何もしないことを肯定する
根拠にはならない。未熟だからこそ、
励むのである。誰のために。自分のために。
念佛の信心があるのならば、具体的に汝は
どういう動きをするのか。
現実が信心を問うてくる。現実のおかげで、
独りよがりの自分が知らされる。
広略相入とは互いに相まって深まっていくこと
だろうと思う。
他力の信心は次第に深まっていく。停滞しない。
南無阿弥陀佛がはたらき続けて下さる。
だからこそ、
諦めずに現実に向き合えるのであります。
本願がなければ、即座に涅槃に入ることを
望んでしまうでしょう。
本願があればこそ、耐えよう、堪えよう、と
いう勇気が湧いてくるのであります。
煩悩があればこそ、念佛に立ち返ることができる。
ただ、煩悩を始末できぬ我が身は悲しい。
南無阿弥陀佛