むなしさとともに

悲しみが尽き果てるまで共に在る twitter https://twitter.com/oujouwogosuru?s=09 

2020-01-01から1年間の記事一覧

不安と怯え

根本的に不安と怯えを抱えていると思う。 捨てられるのが怖い。要らないと言われるのが 怖い。 怯えがあるから、他者を信頼できない。 怯えがあるから、他者を攻撃し批判する。 怯えがあるのは、不安だからだ。 不安とは、不安定である。 ふらふらして、定ま…

維摩経の一説

大乗仏典7 維摩経 首楞厳三昧経 p79中央公論社より 病気の根源 その病の根本とは何か。対象をとらえることが根本です。対象としてとらえられたものがある限り、そのものが病の根本であります。何をとらえているかというと、全世界(三界)を対象としてとらえ…

善悪の差異

人と人が衝突し、摩擦が生じる理由は、 善悪だと感じた。 人によって、善悪が違うのだ。 常識だ、と思っていることが違う。 自分と違うことをする人に対して、違和感を 感じる。そのことを許せないというか、 我慢できないというか。 いろいろなことを学ぶに…

金剛不壊

たとえば金剛は百千劫において水中に処して、爛壊し異変なきがごとし。菩提の心もまたかくのごとし。無量劫において生死の中·もろもろの煩悩業に処するに、断滅することあたわず、また損減なし。 (顕浄土真実教行証文類 信巻 親鸞聖人 大谷派真宗聖典p2 2 2…

名をもって接したまう

我が弥陀は名をもって物を接したまう。ここをもって耳に聞き口に誦するに、無辺の聖徳、識心に撹入す。永く仏種となりて、頓に億劫の重罪を除き、無上菩提を獲証す。信に知りぬ、少善根にあらず、これ多功徳なり、と。(元照律師 弥陀経義の文 顕浄土真実教…

称名必得生依仏本願故

称名必得生依仏本願故というは、御名を称するは、かならず安楽浄土に往生をうるなり。仏の本願によるがゆえなり、とのたまえり。 (尊号真像銘文 親鸞聖人) この文章の前に、このようなお言葉がある。 正定之業者即是称仏名というは、正定の業因は、すなわ…

右往左往しています

本当はね、評価したくもないし、 されたくもない。でも、社会に身を置く以上避けることはできない。 だから、きついこともつきつけないといけない。 流れは変わらないし、変えることはない、と。 会計とフィンテックは非常に相性がいいのです。 だから、単純…

なぜ聞法するのか

真宗は聞くことに極まる、と仰られる。 聞というは、衆生仏願の生起本末を聞きて疑心あることなし、これを聞というなり、と親鸞聖人は教えて下さった。 具体的な衆生とは、僕のことであり、他の誰でもない。他の方は助かった人かもしれないが僕は違う。 助か…

新たな船出

土日はTA(交流分析)の一泊二日の研修に 参加しました。 目的は、どうすればうまく他者とやりとりができるのか、という技術と知識を学ぶためです。 知らないことばかり、人間の洞察、分析の鋭さに驚きました。 また自分の認知、認識能力、言語、表現に癖が…

身につける

曽我量深先生の言葉、 往生は心にあり、成仏は身にある、と。 身とは、今この身であるし、土でもある。 自分はこの土に属している訳で、自分と 無関係に土がある訳ではない。 僕は思うのです。悲しく、辛い生存は この一期で終わりにしたい、と。 もう差別、…

信の深まり

自分がいよいよ助からない存在、 どうにもならないものであること、 人間の身をまとってしまっていること、 これらが明らかになること以外に特別な ことがあるわけでもない。 伝統的には機の深信であります。 決して助からぬ身を必ず助けて下さるのが 本願で…

浄土真実の行

大行とは、すなわち無碍光如来の御名を称するなり。この行は、すなわちこれもろもろの善法を摂し、もろもろの徳本を具せり。極速円満す、真如一実の功徳法海なり。かるがゆえに大行と名づく。しかるにこの行は大悲の願より出でたり(顕浄土真実行文類) 親鸞…

超えていかねばならない

最近はTwitterを見ることが多く、色々な人のつぶやきを見ています。 それを見て思ったことは、どうにもならないことが存在するということです。 どうしてその人はそんな目に合わねばならないのか?どうしてそんなことになってしまうのか? 答えは、全く分か…

競争、喧騒との対峙

人間である以上、社会との関わりを断つことはできない。 社会とは、他者との関係性である。 他者との関係性とは、やりとり、である。 組織に属していると、競争は避けられない。外部との競争はもちろん、内部でも然り。 そこには人間関係や感情、相性、価値…

佛の仰せ

想起。 やっと出遇うべきものに遇えた。 ようやく自分の願いを思い出した。 一切の悲しみや痛みが終わることが、 自分の根源的な願いである。 差異がなく、差別もない。 貧富もなく、美醜もない。 自由と連帯と尊厳があり、争いや憎しみは言葉すら存在しない…

不退の位

摂取のうえには、ともかくも行者のはからいあるべからず候う。浄土へ往生するまでは、不退のくらいにておわしませ候えば、正定聚のくらいとなづけておわします事にて候うなり(ご消息集 親鸞聖人 p590大谷派聖典) 助かるとは、どういうことか。 実は助かる…

慶哉樹心弘誓仏地

慶ばしいかな、心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す。 深く如来の矜哀を知りて、良に師教の恩厚を仰ぐ。慶喜いよいよ至り、至孝いよいよ重し。 これに因って、真宗の詮を鈔し、浄土の要をひろう。ただ仏恩の深きことを念じて、人倫の嘲りを恥じず。…

分断と結束

コロナ禍がどちらをもたらしたかと思うか、 というものを見た。 分断か結束か。 個人的には、分断だと思う。 人が集まることを媒介とするため、 分けざるを得ない、 距離をとらざるを得ない。 聞法会のありかたも、明確に目処がつくまで 変えざるを得ないだ…

薫習

迷いの種を薫習しっぱなしで悪循環している ところに、悟りの種子・悟りの香りを薫習 していけば、アーラヤ識は変わる、変わりうる。 本質的に私たちの心は実体ではなくて、 種子の集まりとしてある。 だから、種子の集まりの質を次第に 変えてゆき、やがて…

唯識のすすめ

https://www.amazon.co.jp/dp/4140840900/ref=cm_sw_r_apa_i_LRU0EbZ4WDXPB 空、一如、 我空、法空、四智八識。 五位、六波羅蜜、無住処涅槃。 何度か読んだはずなのだけれど、 初めて読んだような印象を受ける。 言葉の意味ではなくて、生活に、日常に、 お…

わが存在の滅尽を望む

僕個人について、述べる。 他の方には一切関係なく、僕いちにんの 主観的雑記である。 僕は生存していることそれ自体が、 とても悲しく、痛い。 他者から奪わずにはおれない。 有情を食べなければ生きていけない。 都合の悪いひとを邪魔であり、無能なひとと…

今、ここで、如来は何と仰っているかを聞くばかり

今、ここに存在する、助からぬ自分に、 如来が何と仰っているかを聞くのが、 聴聞である、と 思う。 南無阿弥陀佛とは、タノメタスケルの仰せ。 わが名を称えよ、との仰せ。 故に助けられるよりほかに道なし。 僕にはもう道が残されていない。 それだけの余…

最近思いますること

仕事柄、繁忙が4、5月となり、かつ、 コロナの件も重なり、神経をはって過ごして きました。 それが、一つ区切りを迎えました。月末に まだ残っているのですが、難易度と期日から 山場は越えたといえます。 今日は数カ月ぶりの有給休暇というやつで、 家で音…

今もまだ道を求めている

忍耐は徳目である。と最近感じる。 徳目の基礎というか、土台というか。 あまりに便利になりすぎて、携帯一つ、 ネットで何でもできて、何でもわかるかの 如く錯覚しがちだがら、わかったというのは 身について、初めてわかったといえるので あり、検索して…

弱い者の祈りと表現

今の正直な気持ち、人間はしんどいな、と。 こう思っています。 どうして、意味のないことに拘ったり、 お互い一人の人間に過ぎないのに、争ったり 衝突したりすることが止まないのだろうと。 そして動植物を摂取しなければ保てない身。 煩悩と呼ばれる心の…

油断せずにいこう

テニスの王子様のキャラクターである、 手塚国光がよく口にするセリフです。 自粛自粛が、少し緩和される流れに なってきました。当然だと思います。 これだけ自由を制限されたことは、初めての 経験でした。 ただ、僕は懐疑的で、安全性を確認できた ワクチ…

師がましますこと

曠劫多生のあいだにも出離の強縁しらざりき本師源空いまさずはこのたびむなしくすぎなまし (東聖典四九八頁) 師がましますことは、本当に有り難いこと だと思う。 師とは、仏法を体現されている方、 即ち道を求め続けておられ、それを姿を 通して、実践し…

大悲を行ずるとは

『大悲経』に云わく、「いかんが名づけて 「大悲」とする。もし専ら念佛相続して 断えざれば、その命終に随いて定んで 安楽に生ぜん。 もしよく展転してあい勧めて念佛を 行ぜしめる者は、これらをことごとく、 大悲を行ずる人と名づく」と。 (顕浄土真実教…

追記あり こんなところへ来てくれて有難う

アクセス分析とやらを見ると、 グーグルからお越しくださる方が70%、 フェイスブックからも2%見て下さるようで、 有難うございます。 こんな変なブログへ(笑) 謎ですね(笑) フェイスブックも何となくおっかなくて してないのですが、どういう経緯なので …

何を求めてきたのだろう

今更ながら分からなくなってきました。 自分は何を求めてきたのだろう? 僕は四つの頃から記憶があるのですが、 空虚感をずっと引きずってきました。 今もそうです。 厳密にいうと、 以前:生きていること、 存在することそのものの意味のわからなさ 今:存…